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2010/08/21(土)
長塀山〜蝶が岳へ
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5:00起床 徳沢園の園内を散歩 テント場のキャンプしている人たちも朝食の準備をしている。 7:00朝食 7:45 出発 徳沢園の裏が長塀山の登山口になっている。 この登山路は徳沢園の初代の主人によって開かれたもの(50年位前)という事を今回始めて知った。
蝶が岳は私にとって3度目の挑戦。 1度目は 1997年(13年前)三俣からの往復で、 2度目は2002年(8年前)三俣を起終点に前常念岳〜常念岳〜蝶が岳を縦走。 今回3度目は長塀山を登る縦走で標高差1000mがきついと聞いていたが、初めてのルートなので参加した。 女性が私一人と言うのは想定外で心配もひとしお、皆に迷惑を掛けないようにと気を引き締める。
登山口(標高1562M)から蝶が岳に登る長塀尾根に取りつくが樹林帯の中、眺望も無くきつい登りが延々と続く。 とにかくいきなりの急登で長塀山(ながかべやま)までの標高差1,000Mを、ゆっくりゆっくり,ただひたすら登って行く。
長塀山(標高2569M)に11:45 到着 所要時間4時間 ここでお昼 熱いお茶と味噌汁が疲れを少しだけ癒してくれた。
長塀山を過ぎると急な登りはなくなり、お花畑や妖精の池と呼ばれている池塘などが出てきて ようやくほっとして楽しみながら歩ける。
花の種類は豊富でここのお花畑は見事である。ミヤマキンポウゲ、 ハクサンフウロ、チシマギキョウは 群落と言えるほどたくさん咲いていて素晴らしい。 お花畑で写真を撮りながら遊んでしまった。ハイマツの間を抜け森林限界を抜けると蝶ケ岳ヒュッテが見える。 今まで樹林帯の中や展望の無い道を歩いてきたのでここから広々とした蝶が岳ヒュッテと 色とりどりのテント場を眺めたときには感動!
13:30 蝶が岳(標高2677M)到着 頂上の標識をなでながら達成感と満足感で胸が熱くなってしまった。 今回は女性が私ただ一人なのでリーダーが私のペースで登ってくれたので皆に感謝の気持ちで一杯になり 登れた感動で殆ど泣きそうになってしまった。ありがとう! うれしかった!やったね!と喜び合う。
広がる景色に感動と書きたい所だけどもう山は午後は雲が上ってきちゃっていて穂高連邦、槍ヶ岳は見えない。 でも明日は絶対期待できるので失望しない(~_~)
今日は土曜日で小屋は込んでいる。 2段ベッドの上のスペースが私たちグループ8人の部屋。 小屋へザックを置いて、からみで水だけ(小屋で買った缶ビールも)をもって蝶槍(30分)まで出かける。
ヒュッテ前の展望指示盤のある瞑想の丘から緩やかな稜線を行くとトウヤクリンドウがたくさん咲いていて嬉しかった。
蝶槍はすぐ近くにに見えるのに中々で一つのピークに着くと又向こうと3.40分はかかってしまった。
蝶槍からヒュッテまで戻る途中にイワツメクサが咲き乱れる広場に蝶が岳の三角点がありそこで コーヒーを飲んだりビールを飲んだりしながら山の雰囲気を楽しむ。
日暮れ時、ブロッケン現象が見られてまたまた興奮して喜んでしまった。 虹の光輪の中にいる自分がとても不思議に思えて感動した。 8年前に登ったときもこのブロッケン現象に遭っているので、きっとこの山は気象や山の形から 発生しやすい条件にあっているんだなと思う。
夕食後も夕焼けや時折雲の間から出てくる穂高の稜線などに歓声を上げながらいつまでもおしゃべりしていた。
今年は山ガールと言われる短いスカートにスパッツのファッションスタイルの女の子達をたくさん見かけたが どんな形でもそうして山を好きになって行くと思うと嬉しい気持ちがした。
眼下に広がる赤い屋根が特徴の蝶が岳ヒュッテとテント場
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