日常の何気ない出来事を〜つれづれに〜
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2010/08/22(日) 蝶が岳から三俣へ下山
4:30頃 まだ薄暗い中起き出して外へ出る。

ウヲォ〜〜!展望は360度欲しいまま!!
穂高岳から槍ヶ岳への大パノラマが大迫力で目の前に広がる。
北には常念岳〜大天井岳、戸隠、浅間山、佐久の山々、八ケ岳、孤高を保つ富士山、甲斐駒や
北岳がはっきり見える南アルプス、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、霞沢岳、焼岳と続く

日の出を見ようとみんな起き出してきてあちこちでこの素晴らしい眺めに歓声が上っている。
日の出前の空のブルーからピンクへと変わっていくグラデーションに感激しながら5:05 ご来光が神々しく輝く。
朝日が出てしまうと槍から穂高連峰がほのぼのとモルゲンロートに映える。この美しさにいつも感動!

槍が岳、穂高連峰をまじかに立派に眺めるのに蝶が岳ほど良い山は無い。
私が以前歩いた東釜尾根が槍へと続き北穂高、カラ沢岳、奥穂高、前穂高、
立ち並ぶこれらの山塊群を眺めているといつか読んだ山の本でこの同じ風景を見て、
「一体山は登るべきものなのか?眺めるべきものかとの疑を抱かざるを得なくなる」と
誰かが書いた言葉を突然に思い出してとても納得した。

朝食を食べて下山の仕度を整えてからも、こんなに最高の日、こんなに素晴らしいところから
降りたくない、こんなに大変な思いをして登ってきたんだからと
頂上へ又行って来たりみんな同じ気持ちでヒュッテの周りでいつまでも遊んでいた。

それでも三俣までの下りも長時間かかりそうだからと8:10に出発
(2670Mの蝶が岳から標高1350Mの三俣までは標高差1350m下りる)

下りだけだから今日は楽勝と思っていたけど結構な大下りで大変だった。
それでも花が多くて キヌガサソウ、エゾシオガマ、サラシナショーマ、キンバイソウ、ゴゼンタチバナ、ウサギギク、
シラネニンジン、タカネコーリンカ、ハクサンフーロ、タマガワホトトギス と名前を言いながら楽しく降りてくる。

30分おきに5分休憩で、休みながらでも長くて長くて最後はもう嫌になってしまうくらい膝ががくがくしてしまった。

ようやく三俣の登山口まで下りてきて 12:20 所要時間4時間。

もう一歩も歩けないと思ってもバスが無い。え〜〜一般車の駐車場まであと800m頑張ってくださいと書いてある。
重い足を引きずりながら歩いていくとそこにもバスは見えない。
一般車はここまで入れるけどバスはまだ一キロ先に置いてあると待っていたドライバーがすまなそうに言う。
もう泣きたい気持ちだったけど仕方ないから我慢してまたまた舗装道路を一キロも歩いたが足は殆ど上がらないくらいだった。

やっとマイクロバスに乗り10分ほど走って日帰り温泉「ほりでーゆ」に入り
温泉とおいしいおいしい生ビールで乾杯して昼食にした。生き返った気がした。

帰りのバスの中では殆ど寝てしまった。

今回の私の撮った写真の中で一番気に入ってる写真(ヤマケイの表紙へ応募したいくらい(~_~)
タイトルは「槍ヶ岳と山ガール」   他の写真は「私の一枚」へ上げてあります。

2010/08/21(土) 長塀山〜蝶が岳へ
5:00起床 徳沢園の園内を散歩 テント場のキャンプしている人たちも朝食の準備をしている。
7:00朝食 7:45 出発 徳沢園の裏が長塀山の登山口になっている。
この登山路は徳沢園の初代の主人によって開かれたもの(50年位前)という事を今回始めて知った。

蝶が岳は私にとって3度目の挑戦。
1度目は 1997年(13年前)三俣からの往復で、
2度目は2002年(8年前)三俣を起終点に前常念岳〜常念岳〜蝶が岳を縦走。
今回3度目は長塀山を登る縦走で標高差1000mがきついと聞いていたが、初めてのルートなので参加した。
女性が私一人と言うのは想定外で心配もひとしお、皆に迷惑を掛けないようにと気を引き締める。

登山口(標高1562M)から蝶が岳に登る長塀尾根に取りつくが樹林帯の中、眺望も無くきつい登りが延々と続く。
とにかくいきなりの急登で長塀山(ながかべやま)までの標高差1,000Mを、ゆっくりゆっくり,ただひたすら登って行く。

長塀山(標高2569M)に11:45 到着 所要時間4時間
ここでお昼 熱いお茶と味噌汁が疲れを少しだけ癒してくれた。

長塀山を過ぎると急な登りはなくなり、お花畑や妖精の池と呼ばれている池塘などが出てきて
ようやくほっとして楽しみながら歩ける。

花の種類は豊富でここのお花畑は見事である。ミヤマキンポウゲ、 ハクサンフウロ、チシマギキョウは
群落と言えるほどたくさん咲いていて素晴らしい。
お花畑で写真を撮りながら遊んでしまった。ハイマツの間を抜け森林限界を抜けると蝶ケ岳ヒュッテが見える。
今まで樹林帯の中や展望の無い道を歩いてきたのでここから広々とした蝶が岳ヒュッテと
色とりどりのテント場を眺めたときには感動!

13:30 蝶が岳(標高2677M)到着
頂上の標識をなでながら達成感と満足感で胸が熱くなってしまった。
今回は女性が私ただ一人なのでリーダーが私のペースで登ってくれたので皆に感謝の気持ちで一杯になり
登れた感動で殆ど泣きそうになってしまった。ありがとう! うれしかった!やったね!と喜び合う。

広がる景色に感動と書きたい所だけどもう山は午後は雲が上ってきちゃっていて穂高連邦、槍ヶ岳は見えない。
でも明日は絶対期待できるので失望しない(~_~)

今日は土曜日で小屋は込んでいる。
2段ベッドの上のスペースが私たちグループ8人の部屋。
小屋へザックを置いて、からみで水だけ(小屋で買った缶ビールも)をもって蝶槍(30分)まで出かける。

ヒュッテ前の展望指示盤のある瞑想の丘から緩やかな稜線を行くとトウヤクリンドウがたくさん咲いていて嬉しかった。

蝶槍はすぐ近くにに見えるのに中々で一つのピークに着くと又向こうと3.40分はかかってしまった。

蝶槍からヒュッテまで戻る途中にイワツメクサが咲き乱れる広場に蝶が岳の三角点がありそこで
コーヒーを飲んだりビールを飲んだりしながら山の雰囲気を楽しむ。


日暮れ時、ブロッケン現象が見られてまたまた興奮して喜んでしまった。
虹の光輪の中にいる自分がとても不思議に思えて感動した。
8年前に登ったときもこのブロッケン現象に遭っているので、きっとこの山は気象や山の形から
発生しやすい条件にあっているんだなと思う。

夕食後も夕焼けや時折雲の間から出てくる穂高の稜線などに歓声を上げながらいつまでもおしゃべりしていた。

今年は山ガールと言われる短いスカートにスパッツのファッションスタイルの女の子達をたくさん見かけたが
どんな形でもそうして山を好きになって行くと思うと嬉しい気持ちがした。

眼下に広がる赤い屋根が特徴の蝶が岳ヒュッテとテント場

2010/08/20(金) 蝶が岳へ登る
静岡6:10出発〜上高地バスターミナル11:5
蝶へは明日登るので今日は上高地でゆっくり散策と思ったけれど
ウワァ〜こんなに暑い上高地は初めて!!

普通上高地の気温は18.9度で最高の日でも24.5度というのが今までの常識だったけれど全く都会並み!
今日も34.5度はいってる感じ!!びっくり!
標高が1500なんて嘘みたいに暑く木陰に入り風が吹くと少し涼しいくらい。
それでも大正池から田代池 河童橋から明神池と歩いて22000歩も歩いてしまった。
明日は大変な山だから今日はあまり歩きたくなかったのに・・・・

4:00に今夜の宿 「氷壁の宿 徳沢園」に入る。
井上靖の山岳小説「氷壁」の舞台 山をひたむきに愛する若きアルピニストの心情が良く描かれていて
何度も読み返しこの宿に憧れていていつか泊りたいと思っていた。

その夢が実現したのが2004年、2度目の槍ヶ岳を中房温泉から燕岳登頂〜東釜尾根から表銀座ルートで登った時の帰り、
予定には無かったんだけどどうしても泊りたいと泊ってきた思い出がある。
そして今回が2度目、ロビーでそれらの文献に触れながら何か懐かしい感じがした。

草木の匂いを感じ、小鳥のさえずり、夜には天然のプラネタリウム、携帯は通じなく電気は自家発電
漆喰の壁に天然の丸太を使った宿で山小屋といっても旅館の感じ。12人部屋に私たち8人だけでとても快適だった。
下界の暮らしと勝手の違う静かな宿でゆっくりと休む。お風呂があるのが嬉しい。

夕食が豪華でステーキ、岩魚の塩焼きや自家菜園で育てた野菜などで赤、白2本のワインを開けて
みんなで笑いが耐えない楽しい食事を味わい明日の英気を養う。

さあ〜明日は超難関の長塀(ながかべ)尾根ルートの蝶が岳への挑戦

2010/08/16(月) レンゲショーマを見に黒岳へ
毎年この時期になるとレンゲショーマに会いたくなる。
群生してたくさん咲いていたが今年は暑かったから咲き初めが早かったようで咲き終わったものが多く見られた。
カザフスタンの花も良かったけれど、帰って来てから登った中央の三の沢岳や黒岳で見た日本の高山植物の美しさにはとても感動した。
アンナ先生にも是非見せてあげたいと思った。

今日は日本国中猛暑で暑いとニュースで言っていたがさすがに標高1600mでは吹く風も涼しく天然クーラーの中で気持ちよかった。芦川のスズラン畑でお昼のお弁当を食べた。
白樺林は目にも涼やかだった。

帰りには例によって大好きなみたまの湯へ寄って汗を流す。

(朝6:00出発 帰りは17:30)

2010/08/11(水) 中央アルプス「三ノ沢岳」 (2847m)へ
4:30起床 5:00 宿で作ってくれた朝食を貰って迎えに来たタクシーに乗る。
曇ってはいるが雨は降ってない。下がこの位だと上は晴れてるよって運転手さんが嬉しい言葉。
木曽駒が岳へ行くと言う若夫婦と相乗りでしらび平駅(標高1662m)へ5:30着
乗客は7人だけだったけどすぐにロープウエーは発車してくれる。
いつもは1、2時間待ちは普通で押し込まれるくらい満員なのにやはりこの時間だと人も少なくてゆうゆう。
ロープウエーから甲斐駒ケ岳 北岳、塩見と南アルプスが良く見え富士山まで見える。 
7分30秒で標高差950mを上り標高2612mの千畳敷カールへ到着。
見覚えのある千畳敷カールの絶景が広がっている。この景色を見ると胸が高鳴る。

三ノ沢岳は宝剣岳から南西に派生した尾根上の山で主稜線から大きく木曽側に外れている事から
中央アルプスでは唯一の独立峰といえる存在。
喧噪の千畳敷〜木曽駒ヶ岳のルートの至近にある山とはとても思えないような静かさが魅力で
訪れる人も少なくその為立派なハイマツの樹海と見事な高山のお花畑が保たれていると聞いていたので期待した。

6:00登山開始 駒ケ岳神社の前を通り北の「極楽平」への登山道に入る。
岩塊のサギダルを右に見ながら丸い木で階段状に整備された石がゴロゴロしている登山道を登って行く。
周囲はお花畑でシナノキンバイ ヨツバシオガマ、イワツメクサ、コイワカガミ、チングルマ、、、
久しぶりのご対面で今年最初のアルプスに大満足!!

始めは緩やかだった登山道の傾斜が徐々にきつくなって来たが南アルプスの山並みを眺めながらゆっくり登る。
登りきった場所が極楽平(6:30)
極楽極楽と平らになると思いきや結構な勾配を15分程歩いて三ノ沢岳への分岐点に到着。
ここで宿で作ってくれたおにぎりの朝食。

7:00分岐点を出発
まずは、ハイマツに囲まれた道を、もったいないと思うほど最低鞍部まで下る。
ザレて滑りやすい所もある。この大下りが帰りは大登りになるんだな〜と考えながら・・・
鞍部から大小のアップダウンを繰り返し、徐々に急登となり岩場も通過する。
メジャーな山なら当然梯子やロープの必要なところだが何も無く両手両足で踏ん張りながら上がる。
その上、人があまり踏み入ってない証拠のハイマツが大きく登山道を塞いで歩きにくい.

アップダウンの繰り返しのせいで登りになると苦しくなるが岩を掴みながら休み休みに登る。
標識も何も無いのでまだかまだかと思いながら登って行くと遭難慰霊碑が立っている広々としている所に出た、

慰霊碑には宝剣岳で遭難した人の他にモンブランとアコンカグアで遭難した3人の若者の名前が刻まれていて
「神よ護り給へ白き高みへ憧れる若者を」と書かれてあった。
彼らの年齢が21.22.23歳となっていたので胸が痛む。

ここを過ぎるとお花畑でウサギギク、チシマギキョウ、ミヤマダイコンソウ、ハクサンイチゲなどがあった。

2800mともなると雲を突き抜けてしまうからか雨は霧雨程度で降ったり止んだりしていた。
花崗岩の積み重なった山頂には一等三角点が立っていた。9:00
熱いコーヒーを入れてゆっくりと休む。

本当はここからの眺めが中央アルプス随一の展望らしいが今日は全く望めなくてがっかりだけど
台風が来てるんだから仕方ないな。

大変な山を登って来たと言う達成感で心は満たされていた。お天気の良い秋の日にもう一度登りたいなと思った。

往路はやはり来るときの最初の大下りが帰りには大登りとなるから休み休みゆっくりと帰る。
可憐な木曽駒ケ岳の固有種のコマウスユキソウもまだまだ咲いていて疲れた体がほぐれるような気がした。

やはり標高2800m以上の山はそれなりにアルプスらしい自然がいっぱい。
こんなにいい山なのにこの登山シーズンに私たち二人だけだったという事が信じられない。
是非みんなに絶対お勧めだと思う。

標高差235m往復で約250mを3回アップダウンなので標高差750mの上り下りに近いから
かえって下山の方が時間がかかった。
分岐へ11時50分。極楽平からは30分で観光客のあふれる千畳敷へ12時40分着

行きが3時間帰りが3時間10分と合計6時間10分 超疲れた〜〜〜
12時50分の帰りのロープウエーも待ち時間無しでしらび平へ

2010/08/10(火) 中央アルプス「三ノ沢岳」 (2847m)へ
登る日は明日の11日だけど台風4号が来ている。こんなの想定外だったよ〜〜(T_T)
すでに宿も予約してあるしとにかく行って様子見ながらもし雨だったら観光でもして旅館でのんびりすればいいと開き直って出かける。今日は駒ヶ根の旅館へ入るだけだから11時頃家を出る。
途中の道の駅で昼食を取り高遠城址公園に寄ったりとのんびり走る。
旅館へ4:00チェックインして明日の朝5:00のタクシーを予約する。
宝剣岳や木曽駒への登山者の利用が多い旅館なので丁度、相乗り出来る人が居てラッキーだった。
相乗りだとバスとほとんど同じ料金でしらび平まで行ける。
ホテル千畳敷きからのお天気情報がFAXで次々と届いていて明日は良さそうですよと宿の人も言ってくれるので期待しちゃうけど・・どうかな?
スタッフの人が親切でとてもアットホームで居心地の良い宿だった。

静養と麦飯の宿と銘打ってあるだけにとてもヘルシーな献立で鯉の甘露煮とか馬刺し、信州牛と長野らしくてボリュームもあって明日の登山に備えてスタミナをつける。
早太郎温泉もPH9.1で肌につるつるで気持ちよい。
ネットで予約すると宿はいつも行くまでは心配だけど大体私は当たり〜で運がいい。
5時にタクシーを予約したので早く休む。
夜中に雨がひどく降っていて少し憂鬱な気分になる。


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