日常の何気ない出来事を〜つれづれに〜
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2009/10/24(土) サフランボルへ
イスタンブール 起床5:00 
どこからとも無くコーランの低い声が聞こえてくる。
あ〜イスラムの国に来ているのだな〜と実感する。

アジアとヨーロッパにまたがって東西文明の接点になっているトルコ最大の都市
さまざまな人種、さまざまな文化が混ざり合い一つの個性を作り出している。
ボスポラス海峡で大きくアジアサイドとヨーロッパサイドに分けられている。

ヨーロッパサイドはコンスタンチノープルの城壁に囲まれていたエリアが主な観光だが
それは最終の日まで取っておいて今日はアジアサイドのシーフード料理や有名なウスキュダルの町から
ヨーロッパサイドの側のパノラマビューを見る。

江利チエミの歌で有名な「ウスキュダル」は今まで知らなかったけどトルコの
地名でトルコの歌だったんだと再確認した。
土曜日なので海沿いでは大勢の人たちが魚釣りを楽しんでいた。
大きな魚が釣れた人に
「良かったね!なんていう魚?」なんて日本語で話しかけると
嬉しそうにトルコ語で何か答えてくれる。
言葉は分からないけど何となく意思疎通が出来ているようで楽しかった。(~_~)

海岸から200m沖合いに伝説の多い「乙女の塔」が浮かんでいる。
対岸には旧市街のガラタ塔やトプカプ宮殿、アヤソフィア聖堂、ブルーモスクがかすかに見える。


ウスキュダルを出てバスは395kmを5時間30分走って世界遺産となっているサフランボルに向かう。
途中昔ナイチンゲールが働いていた建物(病院)がそのまま残っている。
今日は土曜日でお休みなので車が少ないと言うことだ。日差しも強く夏のようだ。
北海道のようにどこまでも続く大平原 牛の放牧が見られる。ポプラの木が目に付く。
トイレ休憩を兼ねてレストランで昼食。トマトスープ、なた豆、チキン チャイ、パンがとてもおいしい。
普通トイレは有料で1リラの半分の50クルシュ払うのだがレストランは無料
平らな四角いトイレで水道の蛇口にホースが取り付けてあったり、小さなバケツが
置いてあったりして自分で水を流すのだ。
お土産屋さんにはドライフルーツや香辛料などが山となって積まれている。

ブドウルルックの丘に着いた。ここからはサフランボルの街が一望出来る。
この街が17世紀の世界のままだと思うと感無量。

かって香料のサフランの花が群生していた事から名付けられたサフランボルは17世紀から
19世紀のオスマントルコ帝国時代に隊商都市として繁栄した町で木と土壁で造られた
トルコ独特の家屋は今も数多く残り人が暮らしている。
この美しい街並みが1994年サフランボル市街として世界遺産に登録された。

丘を下って17世紀当時のままの石畳を歩きバザールを見て回る。
この街へきて一番気が付いたところは
普通の少年少女たちが気軽に「こんにちは!」って日本語で声をかけてくれるところ。
日本ではこういう事ってあまりない。
一緒に写真を撮ってと自分から言ってきてくれてカメラに収まる。
遠い別世界と思っていたトルコに住む人たちの多くは日本好き、日本が誰も好きだと言う感じだった。とても嬉しかった。
それにとっても明るい。

夕食が済んでから夜は遺跡がライトアップされるというのでジンジ・ハマムのあるチャルシュ広場まで散策する。
当時の石畳を踏みながら300年も前の昔の生活の雰囲気が完璧に味わえて
独自の文化に触れられ気分が高揚した。
ウスキュダルの歌の歌詞にもあるトルコ名物の甘いお菓子「ロクム」がおいしいと有名な
お店でサフランとピスタチオのロクムの試食をしてお土産を買う。

ホテルは世界遺産である景観を守るために街の住居にも厳しい制限があるので
かつての民家をホテルに改装したもので設備は整っていなくてバスルームの入り口が
戸棚で当時の物入れをシャワー室に直しただけのもの。
私は「タンスにゴン、タンスにお風呂」なんてジョークを言いながらも
趣のあるそのかわいいホテルが気に入った。


モスクのあるバザールを歩く


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