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2008/06/25(水)
オオヤマレンゲ
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2008.6.24 晴れ 戻って今回の旅の一番の目的であるオオヤマレンゲの咲く赤沢美林自然休養林へ向かう。 山又山の道、緑一色の中でマタタビの葉の白さがひときわ目立ちまるで白い花が咲いているかのようにきれいだった。 15キロほど走って到着。 標高1080m 青森ヒバ 秋田杉と並んで日本三大美林で森林浴の発祥の地として知られている。 ひのきの根が縦横無尽にからみ合う「走り根」の光景や、中央アルプス木曽駒ケ岳・乗鞍岳の遠望を楽しみながら歩くコースと 紹介されているオオヤマレンゲの群生地のある向山コースをたどるヒノキの林立の中の森林散策。 キバナノヤマオダマキ、花の終わったたくさんのショウジョウバカマの山道はヒノキ美林を縫って続くが歩きやすい。 ひのきやさわら、あすなろの自生の様子が観察できる。
森は水を蓄え酸素を生み出し植物の発散する森の香りで満ち溢れフィトンチッドの素晴らしさを全身に浴びながら歩いていると気持ちも安らいでくる。
山歩きを始めた頃からオオヤマレンゲにいつか会いたくて長い間憧れの花だった。 森の妖精 森の白雪姫とか称されているがまさにその通り深い緑の中で天女のように静かにひっそりと咲いていた。 花の大きさは6〜7センチふっくらとした白い花びらは中の黄色いめしべを大事に大切に守るように包み込んでいた。 花はかすかに甘い香りがした。 あまりにも長い間憧れていた花だったので私にはその花の周りが光り輝くように見えたので よけいに白さが増して薄暗い森の中で光っているようにさえ見えた。まだまだ蕾もたくさんあるが、すでに咲き終わって花弁が茶色のものもあった。
この赤沢自然園は土日祝日と夏休みはこの樹齢300年の天然林の中を森林鉄道が走りマニアには大変な人気と聞く。 今日は運行はお休みなのでディーゼル機関車の前の部分だけが駅に置かれていた。
せっかく信州まで来たのだからお昼は断然おそばが食べたいと走っているとお蕎麦屋がたくさん出て来た。 通称そば街道と呼ばれているのだそうだ。くるまやという店に立ち寄る。 信州はどこでも美味しいのかもしれないけど知らない土地で 知らない店でこんなに美味しいおそばが食べられて大当たり!ラッキー!
伊那IC〜駒ヶ根IC 南アルプス塩見岳の麓、大鹿村にある鹿塩温泉にある今夜の宿 山塩館 に向かう 「木曽路はみんな山ん中」の島崎藤村の言葉を唱えながら山又山の木曽谷を走り大滝村へ 強い塩分を含んだ塩湯の宿として知られる鹿塩温泉 鹿が好んで飲む水に塩が含まれていることを発見した神話のままにいまも湧き出る塩泉は塩水濃度4%と海水と同じ濃度 海からこんなに遠い標高750mの山の中で何故塩辛い湯が湧き出るのか不思議!未だにその理由は分かっていないとか
温泉は肌に優しくなめらかでしっとりと良く温まり本当に山のいで湯の秘湯に来てるなって感じ。 宿の下を流れる塩川のせせらぎを聞きながらゆっくりとくつろぐ。
製塩免許を持つこの宿では大釜で源泉を煮つめて作られたと言うニガリ分のないミネラルたっぷりの 国内唯一の山の塩が使われている夕食は鯉のアライ 鯉こく 鹿のカルパッチョ イワナのホイル蒸し 野草の天ぷら等々 山の料理だが自家製のお豆腐にも山塩が添えられていておいしく頂いた。
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