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2008/10/17(金)
ヒオウギ(檜扇) 別名 ヌバタマ
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去年友人に頂いたヒオウギが今年初めてたった一つ花開いた。橙色に赤い斑点が入っている。うれしくてうれしくて花の前に座り込んでいつまでも眺めてしまう。
ヒオウギ(檜扇)という何か日本的な中々味わい深いネーミングは花ではなく葉っぱが何枚も重なりあっているところが 平安時代の貴族の持つ桧扇に似ているところからきているという。 別名のヌバタマはヒオウギの種は丸くつやのいい黒色をしているので鳥の羽の色に見立てて、烏羽玉(ぬばたま)と呼んでいるそうだ。 万葉集には黒、夜、宵、月などの枕詞として登場している。
去年頂いたこのヒオウギの黒い種が付いたままのヒオウギはそのまま何も変わらずお花として今も飾ってある。 ドライフラワーのようで不思議!
なんだかとっても日本的で益々好きになる。 今は園芸種が多いみたいだけど本来、日本の山野にも自生しているという。山で見てみたいものだと思う。
烏羽玉の 夜のふけぬれば 久木生ふる 清き河原に 千鳥しば鳴く 山部赤人 万葉集より
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