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2006/10/22(日)
植物名の表記について
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山に登りはじめの頃は植物の名前を良く知っている人に会うとびっくりして感心してしまったものだが、いつの間にか私も知らないうちにたくさんの花の名前を覚えてきた。 でもこの知りたがり屋は典型的な日本人らしい。外国人はなんて名前か知らなくてもきれいだ、素敵だでいいと以前外人のガイドに言われたことがあった。 でも私は鳥の名前や花の名前などをたくさん知っていると何故か嬉しいのだ。(*^_^*)
植物の名前の表記はカタカナでということが決まりらしい。 山野草の名前を覚えるときにカタカナでは姿や形、色、由来などが想像できないからそのままを覚えようとしてもなかなか覚えづらい。 植物名は漢字表記にしてもらいたいと常日頃感じている。 たとえばキンバイソウは金梅草と書けば黄色で梅の花に似ているとすぐ分かる。金の盃に似ているからと言う説もあるとか・・ 想像は膨らんでいく。 梅鉢草は菅原道真の家紋に似ているからとか白い梅の花がすぐに想像できる。 赤い小花が密集したシモツケの花は下野(今の栃木)で発見されたからとか一度下野の字を見れば忘れられない。 ダケカンバも今まで疑問にも思わずダケカンバとよんできたけど 「岳樺」と漢字表記で見ると高い山で育つ樺の木だからとすぐ分かる。何故カタカナ表記が正式に認められたことなのか知りたいと思う。
今日は普段カタカナ表記の名前を思いつくままに漢字表記にしてみようと思う。 ハクサンフウロ (白山風露) ヤナギラン(柳蘭) マルバタケフキ(丸葉岳蕗) タカネツメクサ (高嶺爪草) ミヤマオダマキ (深山苧環) ホソバイブキトラノオ (細葉伊吹虎の尾) ヒロハコンロンソウ (広葉崑崙草) シコタンソウ (色丹草)チシマキキョウ (千島桔梗) ミヤマシシウド(深山猪独活) カタクリ (片栗) エンレイソウ (延齢草)
漢字表記を見ているだけで発見された地名や花の形、色や植物のある状況などが分かって楽しい。 延齢草の文字を見たときは妙に感動したものだった。
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