日常の何気ない出来事を〜つれづれに〜
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2005/08/30(火) しらかば平〜西穂山荘〜西穂高岳
飛騨の地味噌、飛騨ねぎやしいたけなどをのせたほうば味噌でご飯をお代わりまでした朝食を
済ませ宿の親父さんがロープウエーの発着所しらかば平まで車で送ってくれた。
快晴で笠ヶ岳 錫杖岳がくっきり見えて心も躍る。
8/24までは始発が6:00〜で何本も出ていたが台風で一週間遅れて出発になったため8:40始発の
ロープウエーで千石平園地に到着。(2156m)

着いた途端シンセサイザーの音楽が鳴り響いていて驚いた。大自然の中でその優しく爽やかな旋律は
シャワーのように体中に染み渡り感動してしまって胸が熱くなってしまった。
聞いてみると日本各地の山へ作曲演奏登山で山頂シンセサイザー紀行をしているIZANAGIという
人が演奏していた。CDも売っていたので迷わず買ってしまった(¥3.000)

澄み切ったシンセサイザーの音色が谷間を越え初秋の風が吹く遥か山々のかなたへ
吸い込まれるように同化して行く千石尾根を西穂山荘に向かう。
樹林の中の道が続くが途中樹林が切れて西穂が望めた。いくつもの鋭いピークが重なり
手ごわそうだなと武者震いする感じ(9:00から歩き始めて10:10着)

西穂山荘について水とお弁当と雨具だけ入れた軽いサブザックにしてすぐに西穂へ向かう。
丸山を越えると正面に西穂のピーク群が見えるようになった。足元は岩だらけで歩きにくい。
あたりはグリーンのカーペットのようにハイマツの海が広がりお花畑も見られてうれしい。
最初のピーク独標(2701m)で昼食とする。(山荘10:28〜独標11:25)
見下ろすと梓川がきらめいて見え焼岳も低くなっていてずいぶん登って来たんだな〜って思う。

西穂までの間には13のピークがあるという。気合を入れ直して12:00独標を出発。
縦走路の途中には三点支持が必要な岩場がいくつもありスリリングな岩稜を緊張しながら登っていく。
先を歩いていた若い女性の単独登攀者が「雷鳥がいるよ!」って教えてくれた。
2羽の子供を連れた親鳥がハイマツの実を食べていた。
近づいても全然逃げないで長いこと眺めていた。

遠くから眺めるとすうっと切り立って見えたピラミッドピークを過ぎて尚も岩稜帯の登り下りを繰り返す。
西穂高岳への登りはガラガラとした滑りやすい岩礫の道 最後まで気が抜けない。
やっと西穂高山頂 (2909m)へ到着。(13:10着)
 
ようやくたどり着いた山頂には ついついのんびりしたくなって下りたくなくなってしまう。(~_~)
山頂に立つと穂高の向こうに槍ヶ岳の頭が見え奥穂と前穂を結ぶ吊り尾根も迫力ある。
別世界のような大スペクタルを見つめていると山頂に立った満足感に包まれ気分が高揚してくる。

前の日にこの西穂で男性が一人滑落して死亡したとのニュースを聞いていたので
帰りは特に事故のないようにゆっくりと下りた。
お花畑にはオヤマノリンドウやイワツメクサ、イワベンケイ、チシマキキョウ、
トウヤクリンドウなどが様々咲き乱れていた。

行きに雷鳥を見た地点まで来て探してみたら居た!居た!又あの親子の雷鳥の親鳥が
見えなくなった子供を探して盛んに鳴いていた。
嬉しくなってしまって又ここでもゆっくりとのんびり雷鳥をいつまでも眺めていた。
山荘に戻ったのは15:30
夕食を待つ間西穂高登頂のビデオを見ていたらすごく怖くてよく登ってきたなと思ってしまった。
ヘリコプターから撮影した山は両側が急な崖で細い尾根だけが続いていた。
もし先にこのビデオを見ていたらとても登れなかったかもしれないと思った。


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