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2004/02/14(土)
由比〜興津 ウォーキング
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春一番が吹いた暖かな土曜日、お友達と由比から興津までのウォーキングに参加。広重や北斎の浮世絵に描かれた富士山の美しく見える薩唾峠は避寒桜が満開で青空にピンクが映えてとてもきれいだった。峠を越えると倉沢の町に入る。江戸時代の宿場町の面影を残している家々の格子戸や玄関や庭などを見ながらのんびり歩く。西倉沢のはずれにある藤屋は富士の眺めがすばらしく「望嶽亭」と呼ばれ多くの文人墨客に親 しまれた。官軍に追われた山岡鉄斎がこの座敷にかくまわれ間一髪で脱出したいわれなどを見聞しながら郷愁を味わいながら通りすぎる。 JR興津駅前では、「第8回興津宿・寒桜祭り」が開かれていて多勢の達でにぎわっていた。興津には国立の農業研究機構・果樹試験場カンキツ研究所がある。百年の歴史を持ち柑橘類の研究開発が行われている。試験場の薄寒桜の満開時に合わせて、試験場を開放し一般に公開してくれるようになり、興津宿・寒桜祭りは地域自慢の行事になってきているという事だ。この薄寒桜は樹齢90年余の名木で、1912年、東京から米国ワシントンのポトマック河畔に寄贈された桜の苗木3000本と一緒に育てられた1本だそうです。当時の薄寒桜は残っている本数が少なく、珍しいという。 薄寒桜は、オオシマザクラとヒザクラの雑種で寒桜の中でも花の色が薄い。丁度見頃で八分咲きくらいだった。 試験場は正門からプラタナスの古木の並木道が続いていて実習生の方々の説明や案内があったりたくさんの種類のかんきつ類の試食などもあってとても楽しかった。
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