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2004/02/13(金)
映画 『赤い月』
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原作を読んで2,3日頭から離れないくらいガーンと感動をしてしまって 色々考え込んでしまうほどの本だった。 戦争って嫌だ、その当時の日本政府のやり方に腹が立ったりもやもやと 重苦しい日々を過ごした。だから映画化されるのを待って見に行った。
中でも原作者のなかにし礼さんのお母さんの波子さんの壮絶なまでの 人生の強烈さに魅せられた。 あの激しい戦争のさなか全身全霊で子供達を守り抜き愛する男を守り抜いた 人間として女としての強さには生きていてこそ人生という信念の底に強靭な愛の力を感じた。 波子をやった常盤貴子がすごい迫力でぴったりだった。 又時代の波に翻弄される哀しいスパイ氷室啓介を演じた伊勢谷友介もとても良かった。
キャストもイメージ通りで違和感無く中国ロケでの満州の広大さ、夕日の美しさなど 壮大なスケールで自分で読んでイメージした通りの映画に出来あがっていた。 でもあの大作が映画だと2時間で少し描き足りない部分もあって物足りない。 見終わって一番心に残った事は戦争は2度とあってはならないと強く 感じた事だが今も世界中で戦争が無くなっていない事がとても悲しい。
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