日常の何気ない出来事を〜つれづれに〜
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2003/06/22(日) 利尻岳登頂
5:30 仕度を整え昼食のおむすびを受け取り旅館の車で北麓野営場の登山口まで(10分)送ってもらう。
すずらんが咲いてたりトイレも完備しているきれいな広い野営場の標高は約220m利尻岳北峰の標高は1719m、単純に計算しても標高差が約1500mあるので、かなりハードな山行になるなと心を引き締める。(予定では登り下りで9時間20分休憩時間2時間30分として11時間50分)
歩いて10分ほどでおいしい水の涌き出る名水百選にも選ばれた3合目の甘露泉 ここが最後の水場なので水を補給する。口に含むと甘く感じられておいしい。いよいよ登山開始。

針葉樹林帯を登る 緩いのぼりででツバメオモトやマイズルソウ ショウジョウバカマ ウツギなどを眺めながら黙々と歩く。本州では高山にしか見られない植物が、利尻岳では平地から頂上まで広く分布している。左手に海が見える。
5合目あたりで森林限界を越え、展望が開け第一展望台と呼ばれている広場で休憩、姫沼や鴛泊の町そして礼文島が見える。

高山植物が可憐にあちこちに咲いているので傾斜がだんだんきつくなっても楽しく登れる。ダケカンバやハンノキなどの林間を進み、ハイマツのトンネル状の樹林帯の急勾配をどんどん登っていき6合目を過ぎると樹林帯もなくなり前には利尻山頂が見えてくる。7合目7曲がりを経て急登が終わると利尻岳が眼前に迫ってくる長官山(八合目1218m)ここまでで3時間半
絶好の利尻山頂のビューポイント 険しい利尻岳が早くここまで登っておいでと招いているようで嬉しくてわくわくする。
八合目を過ぎ避難小屋を過ぎて行くととエゾノハクサンイチゲやチシマフウロなどが咲き乱れていて九合目ま(1時間)ではお花に助けられて軽く登ってしまう。

「9合目、ここからが正念場」の道標のところで昼食休憩でゆっくりと休み、沓形分岐(9.5合目 1500m)にザックを置いて空身で水だけを持って登る。
火山礫のガレ場・ザレ場の超急登で足場の悪いガレを一気に登ると、神社が祭ってある。ようやくの思いで社のある山頂にたどり着いた.ついに念願の利尻岳山頂に到着した。(12:00)「やったー!」
こんなに遠くまで来てよく登れたな〜〜ってじわじわと感動が沸いてくる。サハリンなどもうっすらと見えて最果ての山の頂にいる感慨をよりいっそう強めた。
神社に無事に登れた事を感謝して神社の先のお花畑に足を運ぶ。
山頂の岩場に咲く北海道の固有種のエゾコザクラの花を見つけた時は嬉しかった。又一面に咲き乱れるエゾエンゴサクの淡い青紫色の花に,目を見張った.

崩落が激しく今では立入禁止になってしまっている南峰の姿も良く見える。利尻岳は北峰と南峰の双耳峰で南峰のほうが北峰より2m標高が高いが、立ち入れないので、現在では北峰が事実上の山頂である。
山頂近くに雄大にそびえるローソク岩の姿も圧巻だった。

こんなに苦労して登ったんだから降りたくないという気持ちが一杯だったけど....それでも充分に満ち足りた気分で頂上を後に下山を開始して往路を戻る。
火山礫の急斜面,踏み出してもズルズルとずり落ちて登りよりも下りが大変だった。
途中、長官山から振り返った利尻は絶品、名残の勇姿をしっかりと目に焼き付ける.
こんなにも登ったかしらと思うほどの長い長い下り。
三合目の甘露泉までくればホッとする。甘露泉の味は格別で下山して飲むこのお水は世界で一番おいしい水に思える。旅館の車が迎えに来てくれて昨日の宿の鴛泊にもう一泊する。
夜は又海鮮づくしのお夕飯に舌鼓を打ちながら今日の成功をおいしいビールで乾杯する。


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