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2003/06/23(月)
礼文島へ
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翌朝朝食後近くの灯台山と地元の人が呼んでいるペシ岬まで散歩,小高い丘を登って美しい海を眺める。今日は曇っていてまだ利尻岳が見えない。うに漁を見学する。ボートに一人づつ乗った男たちは器用に片足で櫂を漕ぎながら海の中を覗きこみながらうにを取っていた。
旅館を9:30 チェックアウトして鴛泊港で採れたてのうにを一つ500円で食べる。磯の香がぷーんとして中から次ぎから次ぎへとたくさんうにが出てきておいしくてビックリしてしまった。
今日は礼文島へ渡る。香深港へフェリーで渡る(40分) 礼文島は人の住む離島の中では最北にある礼文とうは稚内市の西方に位置し、利尻島よりさらに沖にある。 人も極端に少ないから手つかずのまま自然が残っている。 開発されていない自然を散策する。高緯度であるからこの島では低い岡の上であっても、森林限界を越えるとみられるような、笹が一面に広がっていたりまた西側の海岸線は荒々しく侵食され、その上には緑一面の岡が広がる光景も特異的だ。育つ植物も高山のものに近いようで、一面が淡く花の色に染まる今の季節は一段と美しい。 日本にもこんなところがあったのねとあらためて感動する。
高山植物の宝庫と言われる桃岩展望コースとレブンウスユキソウの咲く礼文林道コースを歩く。花一面の草原を歩くのは、きわめて快適。 桃岩は、その名のとおり桃そっくりの高さ250mの巨大岩で、色とりどりの高山植物が咲き誇る周辺は、道の天然記念物に指定されていて展望台からは利尻島や礼文島西海岸一帯、眼下の猫岩が望める。 レブンウスユキソウ群生地は礼文林道沿いにある。 礼文固有の花で、可憐で可愛らしく咲いていて嬉しかった。
北アルプスで見慣れたヨツバシオガマそっくりで背が高く花数が多い物はレブンシオガマと呼ぶそうでエゾカンゾウは終わりかけていて数が少なかったけど、チシマゲンゲ チシマフーロがきれいだった。 北岳で出会ったミヤマハナシノブを一回り小さくしたようなかわいい花はカラフトハナシノブ チシマゲンゲ リシリゲンゲ ボタンキンバイと数限りない高山植物がこんなに低い所で咲いていて大感激。レブンウスユキソウを見つけては歓声を上げたりしていた。北海道でも1600m以上の高山でしか見られない可憐な高山植物がこの礼文島では海抜ゼロメートルで咲く。 道ばたにはコウリンタンポポ マンテマなどの帰化植物が咲き誇りこんなに増えたら固有種に影響が出そうで心配になるくらいだけどとてもきれいで見とれてしまった。
旅館まで歩いて到着(5:30)今日も二万歩ぐらい歩いた。 部屋で今日見てきたお花で名前のわからなかったものなどを植物図鑑などで調べる。
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