日常の何気ない出来事を〜つれづれに〜
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2001/12/20(木) リュートを聴く
1516と友人たちと一泊忘年会 1
5日、川根の板取山にハイキングということで出かけたが
山犬の段まであと3`ぐらいと言うところで雪のため車が
スリップして断念。
タイヤもまだスタッドレスにしていなくて、こんなに雪が降るなんて思いもかけなかった。
靜岡での初雪が例年より34日も早いと言うことだった。
仕方ないから計画変更『川根の湯』に入る.
ゆったりと温泉に浸かってSLの通るのを露天風呂から眺めながら。
それから今夜の宿森町の三倉.そこへ行くまでの山の道が雪景色で真っ白でまるでクリスマスのようだった。 
三鞍山荘でのディナーは今井シェフのフランス料理 
おいしいワインを飲みながら楽しいおしゃべり それに
今日は特別にリュートの生演奏があって今井シェフの友人
でもありカナダで活躍している田中toshizouさんが
楽器の歴史や音楽を解説しながら数々の名曲やクリスマスメドレーなどで
最高の贅沢な時間を過ごすことが出来た。
リュートにもはじめて触らせていただいた。
見た目よりもあまりに軽くてびっくりしてしまった。
楽器としては歴史が古くエジプトの時代に壁画に描かれているという。
ギターとはちょっと違って旋律がもう少し甘い感じがした。
星空の美しい場所でも有名なので『ふたご座流星群』を期待したが雪空で見られなかった。
部屋へ戻り夜遅くまで友人たちとおしゃべり。楽しい楽しいひとときだった。翌日は法多山にお参りして戻る。

2001/12/05(水) 本との出会い 『天の楽曲』
芝 豪著の『天の楽曲』という本との出会いは偶然な事から始まった。
HPを通してのお友達docobaco2さんが私のBBSへ最近読んで感動した本を
紹介して下さりその文があまりに魅力的だったため私も読みたいと思って
ネットで検索して探したりしたけど見つからない。
そんなことを又カキコしてきたら出版社がすでになくなっている事と
マイナーな本だから探すのは難しいだろうという理由から
『2冊持っているからプレゼントしましょう』と言ってくださり図々しくも有り難いお申し出をお受けすることにして
譲って頂いたものである。
読後感想文をメールで送ったところ「いい人にに読まれてあの本は幸せだったでしょう」
と身に余る言葉をいただき感激した。本の主人公「高宮無涯」にも心酔したが
docobaco2さんの暖かな心お人柄に触れてとっても幸せな気持になった。
この本は私の大切な宝物になった。ありがとうございました

2001/12/04(火) George Harrison を聴く
BeatlesのGeorge Harrisonさんが亡くなった。
今日新聞で最後の晩餐を亡くなる直前にビートルズの仲間と
最後の再会を果たしていたという記事を読んで涙した。
ジョージは最後まで常に気高さを保っていたと医師の談話も
載っていた。
何だか急に彼の声が聞きたくなってネットで検索して
somethingとNorwegian woodをDLしてしみじみと聴いた。
覚えやすいフレーズがいつまでも耳の中でこだましている

2001/12/03(月) 『オペラ座の怪人』[
1905年、パリ・オペラ座の舞台上。
オペラハウスの所有物がオークションにかけられている。
車椅子の老人(見終ってから彼がクリスティーナの恋人であった
ラウルだとわかった)はその中の一つ、張子のオルゴールに手を止める。
かすかな、懐かしい旋律を奏でるオルゴール。
そしてシャンデリアを覆っていたベールが取り払われた時、
パイプオルガンの荘厳な響きとともに時は半世紀を遡り、
豪華絢爛なオペラ座を舞台にした愛憎の悲劇が幕を開ける――
ガストン・ルルーの原作をもとに、オペラ座の地下深くに棲む
“オペラ座の怪人”と歌姫クリスティーヌの悲恋を美しく厳かに
描くこのミュージカル『オペラ座の怪人』[
オペラ座の怪人は凄いらしい」のコピーにひかれて、
ずっと観てみたかったステージ、憧れていたミュージカル。
劇団 四季の靜岡公演が実現してインターネットでチケットを確保して
楽しみにしていた。今回は特に怪人役の高井治さんと
恋人ラウル役の佐野さんが靜岡県出身と言う事を伝え聞いていたのでいい機会に観られることがとてもラッキーだった。
プロローグから豪華な舞台装置に圧倒されキャストの方々の
歌唱力・ダンス・音楽・衣装なども素晴らしかった。
特に優雅で繊細な音楽が最高だった。
甘くやさしい旋律は何処かで聞いたことがあるような
親しい音楽でもあった。作曲家のロイド・ウエバーの音楽は
絡み合った編曲の中にクラシカルなモーツアルトを
感じさせられ現代のモーツアルトと呼ばれているゆえんが
わかるような気がした。
クリスティーヌ役の村田恵理子さんの美しい歌声は
今でも耳に響いている。
難を言えば舞台が狭く感じられ豪華な舞台装置がもったいないような気がしてやはり日生劇場のような大きな舞台で見て
みたいなと思った。オペラとミュ―ジカルの違いもわからない
私にとって細かい部分などわからなかったところがあったり、
見落としてしまったようで心残りがしていてあと2.3回は見て
みないと充分深くわかったと言うところまで行かない奥深い
オペラ座の怪人であった。
ファントムの報われない孤独な愛に見終わった後は
少し哀しみが残り興奮の余韻を楽しみながら家路についた

2001/12/01(土) 一度だけでいゝあなたに見せたい絵がある
あなたを知らない

遠い見知らぬ異国で死んだ 画学生よ 私はあなたを知らない
知っているのは あなたが遺したたった一枚の絵だ
あなたの絵は 朱い血の色にそまっているが
それは人の身体を流れる血ではなくあなたが別れた祖国の 
あのふるさとの夕灼け色 あなたの胸をそめている 父や母の愛の色だ
どうか恨まないでほしい どうか咽かないでほしい
愚かな私たちが あなたがあれほど私たちに告げたかった言葉に
今ようやく 五十年も経ってたどりついたことを
どうか許してほしい 五十年を生きた私たちのだれもが
これまで一度として あなたの絵のせつない叫びに耳を傾けなかったことを
遠い見知らぬ異国で死んだ 画学生よ
私はあなたを知らない 知っているのは あなたが遺したたった一枚の絵だ その絵に刻まれた かけがえのないあなたの生命の時間だけだ

「無言館」館主 窪島誠一郎


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