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2009/11/08(日)
国宝 投入れ堂
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11/7.8と鳥取県にある投入れ堂で有名な三徳山に行く。 10年ぐらい前にNHKの番組で取り上げてそれを見てからいつか行きたいと資料など集めて憧れていた投入れ堂。 ようやく願いがかなうけど、バスで行きだけで10時間 鳥取は遠かった。
三徳山は鳥取県のほぼ中央に位置する三徳山(標高900メートル)に境内を持つ山岳寺院。 投入堂は、垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた他に類を見ない建築物で、国宝に指定されている。 神と仏の宿る霊山として知られ多くの人の信仰を集めている。 三徳山の開山は慶雲三年(706)と言われていて開山1300年を迎えているという。 絶壁に立ちはだかる投入れ堂の光景は圧巻でどうしてこんな急峻な崖に建てられたのだろうと不思議。 その昔、修験道の行場として栄えたところだと言うからその信仰の深さから建てられたものだろうか? 今ならヘリもあるし文明の利器もあるけど1300年も前にどうして人の手でこんなところにこんな建物が建てられたのだろうか?? 古刹がいくつもありその一つ一つに参りながら行く。
奥の院である投入堂へは、本堂裏手の登山事務所で入山受付をしていく。 投入堂への入山はあくまでも観光ではなく修行であるとしていて、三仏寺拝観料とは別にここで入山料を 支払い入山届に記入した上、貸与された「六根清浄」と書かれた輪袈裟を身につけて登る。 山を傷つけるからと入り口の受付でストックなどは預け、又靴底のチェックもありスニーカーなどで来た人は わらじに履き替えさえれトレッキングシューズでなければ登れない。 わらじ履きにさせられた若い人たちは歩きにくいと連発していた。不適当な服装や靴は入山を拒否される。
本堂から一番奥の投入れ堂までの距離は600mとわずかな時間のルートではあるけれど険しい斜面をよじ登り 馬の背、牛の背と名付けられた山道を登っていく。 岩場、クサリ場など一人づつ登るので時間も掛かる。 足元をしっかりと固めていかなければ滑るところもあるがアルプスを凝縮したような変化のある楽しい山だった。 下りてきて門前の谷川天狗堂でいただく名物のお豆腐のおいしさは格別でホッとする。 黄な粉と黒蜜でまぶされたとち餅も本当においしかった。
投入れ堂の名前の起こりは建物の不思議さからこの寺を開いたと言い伝えられている 役行者がエイッと投入れてお堂が出来たとかハスの花を投入れたとか色々言われているらしいが、 今もってこの建築法も謎だとか・・・・
町をあげて世界遺産への登録運動をしている。 純温泉100%の三朝温泉の国民宿舎もお湯もお食事もよくて心も身体も癒された。
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