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2022/09/08(木)
プライドを持って受け取る
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いよいよ脱毛が始まった。
22年前は入院での治療だったので 先輩患者さんたちは 脱毛過程でのシャワーのことを 「昆布漁」と言っていたことを思い出す。 確かにドカドカ抜けて海藻のよう。 (;^_^A
だから「私もそろそろ昆布漁り」 なんてジョークを言いあえたが 自宅療養はそんなことを言い合う 相手もいなく、 入浴での掃除は結構大変。 (-_-;)
相変わらず、 最低限のことをしては 眠くなって、横になり、 日が暮れる日々だが 食欲はあるので、 このところ友達と卒業生から 果物を送って頂き、 ありがたい限り
届いた果物を食べ終えると また別の方から タイミングよく次が届いた。
私は今、迷惑かけるレッスン中だから、 (#^.^#) ↓ http://diary.fc2.com/cgi-sys/ed.cgi/masako-9/?Y=2022&M=8&D=21 「悪いわねぇ」 という言葉をぐっと飲みこみ、 脱毛で卑屈になりがちな気持ちを 切り替えてあえて堂々と 受け取るイメージで メール送信。
今回のがん養生は 一人で自宅だけど、 その中で何かを 「してもらう」側への 転換レッスンだと痛感。
そう思っていたら 前回のブログで紹介した 梨木香歩さんの別の小説での 下記の一節が頭をかすめ、 改めてその個所を探してみた。 ↓
”私が昔、ローマに赴任していたとき、 貧しい人たちの住む地域に、 寄付された服や食料を 定期的に運んでいたことがあったの。
そこにいた一人暮らしのおばあさん、 ジュリアーナ。 私が持っていくものを、 まるで薔薇の花束を受け取るように、 にっこりと、優雅に、 両手をこう、振り絞って・・・ まあ、ありがとう、って受け取るの。” 〜『雪と珊瑚と』(角川文庫)より〜
読み終えて、深呼吸。 ^^;
生涯の中で自分のプライドが 真に試されるのは、 きっと、これから。 がんだけでなく、加齢もあるし。
まるで薔薇の花束を受け取るように、 「ありがとう」と 人の好意を受け取ることで、 その人への「感謝」と 「労い」をお返しする。
これを心に留めて がん街道を進んでいこう。
【補記】 (1)9/1付でHP更新 http://oneself.life.coocan.jp/
(2)認定トレーナーの開講日程 を8/28付で更新 http://orion-angelica.jp/oneselfcard/
(3)この内容とはまた違う観点で綴る 「ワンセルフカードの広場」 https://ameblo.jp/oneself2012/
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