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2021/05/21(金)
母の窓
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パソコン内の画像整理をしていたら 本の表紙を映したものが出てきた。
2018年5月の日付を見て思い出したのは 母危篤の連絡を受けてすっとんで行ったときのこと。
すでに母はICUに行った後で あるじがいなくなったベッドを咄嗟に映したのだった。
晩年の母は認知症が進んでいて 話はいつも頓珍漢だった。 だから最期に転がっていた本が 「風のように忘れてばかり」 というタイトルが妙におかしく、そして物悲しかった。
あれから3年・・・。 母のエピソードをひとつ思い出したので 自分が覚えておくために書いておくことに。 (結局私も忘れてばかり(-_-;))
母は入居していた施設内で 腸閉塞になり緊急入院をしたことがあった。
あいていたのは相部屋の通路側ベッド。 見舞いに行ったら 「窓際があいたらそっちがいい」と言う母。
そして 「窓際の〇さんが言うのよ、 窓の外は青空が見えてお花畑が見えるって」。
私は 「そんなものは見えやしないし、 肝心の〇さんも認知症らしいし」 という言葉をぐっと飲みこんだ。
ほどなくその〇さんは転院したので 母のベッドは窓際に移った。 しかし肝心の窓の外は 殺風景な駐車場が広がるだけだった・・・。
これは人生の何かを象徴するような話に 当時の私には思えてならなかった。
それは例えば 人のことが羨ましく思えることや 自分次第で意識は広げられること、等など。
と、今日はとりとめもない話。 こんなブログを最後まで読んでくださり ありがとうございます。
【補記】 (1)5/1付でHP更新 http://oneself.life.coocan.jp/
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(3)この内容とはまた違う観点で綴る 「ワンセルフカードの広場」 https://ameblo.jp/oneself2012/
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