つれづれ気まぐれ乳がん体験日記
進行がんと共に生きる研修講師が綴る日々の気付き
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2019/03/21(木) 春をけりけり再び学士会館へ
今月の初めに学士会館で
集まりをしたと思ったら、
その3日後に広島の従兄弟が仕事で上京し、
その会合のある場所がここだった。

そしてまた数日しての一昨日、
旧友が「大学の友人と会うけど
(私とは違う大学)
違う人が入るのもたまには新鮮なので来ない?」
と誘われた先がまたまたここだった。

この学士会館はそんなに都内で
メジャーではないのに不思議。
(#^.^#)

とにもかくにもスケジュール的に
あいていたので
春の気配のする薄闇の中を
いそいそと出かけて行き、
クラフトビールとワインを飲みながら
高校のクラスメートと
盛岡から出張で来ているという
友人の友人である初対面のその人と
何だか色んな話で盛り上がった。
(会話に夢中で写真撮り忘れ。。。)

その時、行く道中である詩を思い出した。
(って、詩は詳しくないけど)
それは木山捷平(しょうへい)の「秋」。
(今は春なのにね。(#^.^#))

 ↓

 新しい下駄を買つたからと
 ひよつこり友達が訪ねて来た。
 私は丁度ひげを剃り終へたところであつた。
 二人は郊外へ
 秋をけりけり歩いていつた。

たった5行で気取った言葉はないけど
色んな余韻が残って好きな詩。

これを知ったのは大学生の時。
その頃は大学の移転でアパートで
一人暮らしをしていて
思えばこんな友人関係に憧れたりした。

しかし実際には私以外は司法試験勉強で
図書館のムシばかりが当時の
中大法学部生だったから
友人と呼べる人は一人も出来ない4年間だった。

その後はサービス業、そして独立と、
忙しそうに見せていたので(苦笑)
ふいに誘ってもらったり、
ましてやひょこっと人が訪ねて来る、
ということは私の人生にはなかった。

だからこうして誘ってもらえると
心は浮き立ち、完全に学生気分。

そうしていたらジャスコ時代からの
カラオケ仲間のTちゃんが
「明後日、夜、家にいる?
 近くに行くんだけど」とメールをくれた。

残念ながら上記の用事と
重なってしまったけど
これも心に灯りが灯るようだった。

彼女とカラオケを年末にした時に
「最近は大体家でご飯を作っているけど
 一人分って出来ないから、
 夕飯は大抵二人分あるんだよ。
 (残ったのを翌朝か昼に食べている)
 だからふらっと来てもらってもなんかあるよ」
と言ったのを覚えていてくれたのだと思う。

この木山さんという詩人の詩は
明治という時代に人々がまだノンビリと
暮らしていた空気感が漂っている。
それに若い時特有の沢山時間が
余っている感じもある。
まずなにより「下駄」、今はないわね。
( 一一)

だけど今の自分にとっては
親しい誰かに会うために
その季節をけりけり歩けたり、
会話を楽しめたら
それは小さすぎるけど、
ちょっと幸せなことなのだと思う。

だから還暦の私は今、幸せ。
(*^^)v

【補記】
(1)HPを3/1付で更新
   http://oneself.life.coocan.jp/

(2)2/27付で認定トレーナーによる
   全国のワンセルフカード セラピスト認定講座の
   開講状況を更新
   http://orion-angelica.jp/oneselfcard/

(3)この内容とはまた違う観点で綴る
   「ワンセルフカードの広場」更新
   https://ameblo.jp/oneself2012/


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