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2010/05/08(土)
10年の関所越え
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がんという病気は「手術後〜年」と数えるのが 医学的に正しいのだと、 この病になってから知った。
今日はそういう意味で、 名実ともにがんから丁度10年という一里塚通過の日!
普通のがんは5年が目安だが 乳がんはゆっくり進むので10年が一つの区切りだということも やはりこの病になって初めて知ったことだ。
2000年の5月8日は月曜だった。 GWは外泊許可をもらって自宅で最悪なGWを過ごし、 連休明けの月曜に右胸全摘出の手術をしたのだった。
当時、NLPのタイムラインのセラピーを 自分でやってもさっぱり未来が浮かんでこないので やっぱりこの世にいないのかも?と思ったりしたが、 なんてことない、再発転移もなく、 10年後のこの日があっけなくやって来た。
思えばこの10年の中で、 太極拳を習い、沖縄聖地巡礼に出かけ、 患者会のボランティア活動をし、 朝晩自己流ストレッチ体操をし、 スェットロッジに入り、 と免疫細胞を活性化させるために 実に色んなことを試み、魂を遠くに旅させた10年だった。
悲壮な決意がいつしか、 「まぁ、がんになってそれはそれでよかったんじゃないの〜」 くらいに気軽に思えるようになって数年。
今日は夕方までふつうに仕事をしてふつうの日だった。 その後一人で帰りに安いステーキと生ビールで静かにお祝いした。 ほろ酔い気分で思わず記念に何か買いたくなり、 なぜかレインコートを衝動買いした。 (雨女だからか。。。?) そして帰りの電車を待っているホームで、 あくびしたふりして涙流しちゃった。
きゃは! みんな、みんな、ありがとうございます!!
写真はここ最近、講座の参加者の方々から頂いた贈り物。
幼稚園の先生をしているMさんの手作りのちりめんの和み地蔵人形、 hana-sakuさんお手製のブリザーブドフラワー、 http://hanairo.sakuraweb.com/index.html pan さんのカービング技術で桜の細工をほどこした石鹸。 http://ameblo.jp/p-pan/
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