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2010/03/26(金)
ささくれた心にしみるもの
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同業者の女性が久しぶりに事務所に訪ねてくることになった。 この女性とは彼女の宗教のことで私が距離を持っていたのだが 久しぶりに会うのもいいかと思い事務所に来てもらうことにした。
時間をあけて待っていると、遅れるとの連絡。 いやな予感。。。。。
とはいえ、会えば懐かしさで笑顔でお互いの近況を報告し合う。 そこまではよかった。。。。。
私が「今後は色の勉強も深めたい」と言ったら 彼女は「そんなのは独自にどんどんやればいいのよ。 それより行政書士とか司法書士が向いていると思うよ」と何度も言う。
なんてトンチンカンなアドバイスだろうと思って否定しても否定しても 「向いている」と彼女は力説し、会話は空しくすれ違い始める。。。
そしてやおら彼女が信仰している宗教の政党(もうお分かりですね)の ある議員の紹介DVDをバッグから出し「一緒に見たい」と言いだした。 DVDはいつもはオフィスに出してないのにそういうときに限って、 翌日のコーチング認定コースのために出してスタンバイしてあった。。。。
派手で寒々しい音楽が鳴り響き、 写真とは少し違う感じの女性が出てきて、 私には抽象的にしか聞こえない話を自信たっぷりにしていた。 5分間のDVDだったがこんなに空しく長い5分は久しぶりだった。
彼女が帰った後、彼女のブログを久しぶりに見たら 今春、ある医療福祉系の大学院を卒業した、と書いてある。 そんなことは一言も彼女は話してなかった。 私が聴こうとしなかったからか。。。。 大事なことを聴けなかった、聞き出せなかった自分に またまた厭気もさす。 そしてその大学が彼女の信心と関係のある 実は特殊な大学であることを 自分は知っているのでそれもまた後味の悪さを残す。。。
人の縁とは不思議なものだ。 かつては沢山語り合い、海外にも何度も旅をし、 仕事も一緒にした仲だが、 流れはやはり違ってしまっているようだ。
どこかで区切りをつけないとならないときだったことが より明確になったと思えばいいのだと、言い聞かせながらもクサクサする。
いろんなことが頭をぐるぐるする。 自分の心なのにうまく覗けないことにイライラと悲しみが渦巻く。
そんな私の心を、ある卒業生が創立記念に贈ってくれた フラワーアレンジメントについている マスコットが花の中で笑って静める役目を務めてくれている。
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