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2009/08/04(火)
「すごい」と言える喜び
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会社をスタートさせた頃は 自分のセミナーやセッションが、 「日本一!、世界一、いや、銀河系一(?)だ〜」 と思い込んで一生懸命、壇上に上がっていたように思う。
そうでも思わないと、 自分より年上だったり、学歴が上だったり、 有名企業の人にとてもじゃないけど恐ろしくて 語りかける、教える、質問を切り返すなどが できないような気がしていた。
さてあれから20年。 初々しく、そして傍若無人だった女は片胸無くして今、50歳。。。
ここ数日は和(NAGOMI)アート 準インストラクター講座1期生の最終回、 そして2期生のスタート、 カードセラピスト養成講座の一つが卒業、二つがスタート。 その合間を縫って研修の打ち合わせと準備。 ということであっという間に日々が過ぎたが 今日の23期生のスタートで、ひと段落。
そして思えば「わぁ〜、みんな、すごいな〜」と 皆の作品や、講座への参加の目的や経歴を聞いて 自然に思える自分が見え隠れして、それが何だか妙にうれしい。
人に対して素直に 「すごいなぁ」と少しずつ言えるようになることは ある意味で人生の大きな喜び、目的地ではないか?とも思う。
苦労や工夫といった経験が増えていくのに比例して 人に対し「すごいなぁ」と言えるようになってくるのではないかな?
だから自分はもっともっと人のことを 素直に「すごいなぁ」と言えるようになりたいなぁ。
でも若い時は「アタシが一番!」という気概も必要とも思う。 両者のバランスというか、 両方の体験が人生という車の両輪になるんじゃないかなぁ。
歳を経たからわかることがある。 大事なものを失ったから気づくことがある。 失敗をしたから思い知ることがある。 自分の中の無くしたもの、得たもの、 それらを照合しながら梅酒を飲む宵。
両方が大切とか、バランスなどという、 ありふれた言葉の再生を繰り返す熱帯夜。
見えてくるのは過去と未来。 日常の光と影。 闇夜の雲とその向こうの月。 がん相談のお礼に今日届いたルタオのチーズケーキ。 それらがないまぜになって涙が流れる。
写真は先日の1期生の最終日の参加者の作品の一つ。 自分を超えている。 ムフフ〜。
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