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2009/07/13(月)
落語「寝床」に学ぶ
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都議選が終わった。 昨日は結局、朝から夜まで仕事で投票に行けなかったというか、 行かなかった私。
投票日の数日前に近所のおばちゃんがうちに来て、 「明日は○○党の〜さんの講演会に行って 最前列で座ってないとなんないのよぉ。めんどくさいわ。 やること、いっぱいあるのに…」ってぼやいていた。 私「じゃあ、行かなきゃいいんじゃないの?」。 「そんなわけにはいかないのよぉ〜。 知り合いの●●さんが応援していて頼まれているから」 とおばちゃん。
今日の糸井さんのコラムに http://www.1101.com/darling_column/index.html 落語の「寝床」の話を引き合いにして
「だって、純粋に客席に座ってくれる人は、 探して、お願いして、サービスしないと集まらないもの」と 書いてあった。
要は今の時代、みんな、寝床の旦那のように 下手な歌を聞かせたり、どうでもいい講釈をたれたりできる、 ということ。
エッセーの最後、糸井さんは 「なんていっても、人が集まってくれるからこそ、 下手な義太夫でも聞かせられるんだもの」と締めくくっていた。
そうだ、そうだ。 それを本当に忘れてはならない。
自分の小さい小さい名もなき会社に、 どこからともなく参加者が自然に集まり続けるというのは、 広い川原で砂金と出会っているくらいすごいことなのだ。
10名入るか入らない部屋にこの週末は、 和(NAGOMI)アートを体験しようといろいろな方がいらしていた。 遠方の友人を思い切って誘って参加をした人、 ご主人の三回忌に備える絵を描くためにやってきた女性、 初めていらしたのに デパ地下でみんなのためにお菓子を買ってきた人、 数年ぶりにHPを見てふらりと申し込んでくださった方などなど。
そしてそれにバランスを取るように カードセラピーの講座が今週にひとつの期が終わる。 そして新しい期が週末にスタートし、来月に次の期がスタート。 1DAY講座も毎月、とにもかくにもどこかで聞いて、 参加者がいらっしゃる。 http://homepage2.nifty.com/oneself2001/schedule/cardyousei.html
奇跡のような日々だ。
眠る前に、一つ一つに、一人一人に、ありがとうの気持ちを届けよう。
写真はアスファルトに向かってたくましく咲く紫ツユクサ。 朝の通勤の清涼剤。
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