|
2009/12/17(木)
100本のバラを抱く
|
|
|
オフィスで講座を朝からやっていたら、思いがけずお取引先 http://michelle.jp/ から、宅急便が届く。
「クリスマスが近いからかな」とか 「この前、差し入れにシャンペンを持っていったからお返しだな」とか思って、 講座が終わってから包みを開けることにした。しかし、やけに大きい段ボールだ。
きゃ〜! 100本の赤いバラ!!
生まれて初めて100本ものバラを見、その匂いをかぎ、ヨッコイショと持ってみる。
出かけていた前田さんが戻ってきたので写真を撮ってもらうが、 照れて浮かれてまともな写真が撮れない。 ギャグのような写真になってしまった。
ありがたいな〜、ありがたすぎる。
先日、研修で伺ったときに そこの女性社長に 「12月17日ががん宣告10周年記念日なんですよ。 人生最大の危機、落ち込みの日でしたが、10年経つと全てが笑い話ですよ」と つい話してしまったから、それを覚えていてくれたようだ。
とはいえ、今さっき、よ〜く当時の日記を読んだら12月18日だった。がひ〜〜ん。 M先生、ごめんなさい!!
そのくらい自分にとって宣告は過去のことになりつつあるようだ。
実際の日付より、12月の第三土曜に宣告されたので、そっちに思いが深い。 クリスマス直前で世間は大いに盛り上がっている土曜だった。 折しもミレニアムムードに沸いていた、1999年の師走。 街の中をさまよってさまよって、夕方、やむなく家に帰った。
とにかくこの日ですべてが終わり、 そしてすべてが始まった。
この日を境にそれまでの私と、それからの私は、違うような気がしている。
時間も日々も砂粒のように流されて行くけれど、こうして10年という積み重ねを思うと感無量だ。
実はその記念すべき第三土曜、あさってはカード講座の忘年会だ。 大した食養生もしないで、節制もしないで、生きるテーマも持たないで、 よくもまぁ、ここまで流れてきたものだ。
自分という砂粒のまた冒険、旅を楽しんでいこう。 砂粒はころころと、一つの意思となってころがっていこう。
若き日の 歌を思い出すなり 赤い花
乙女らよ 饒舌になれ 百の薔薇
赤い薔薇 失せし思い出 未練なし
生涯に 一度はもらいたし 大花束
|
|
|
|