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2009/10/02(金)
昨日は乳がんの日
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昨日、10月1日は乳がんの日。とはいえ、この病になってこんな日の設定を初めて知った。
東京では少なくとも自分が知る限り9年前からこの日の夜だけ東京タワーがピンク色になる。 最近は少しだがこのピンクのライトアップは有名になったようで、昨日は都庁やレインボーブリッジもなったもよう。
さて、そんな日に、ある方のかけ橋で、白金タワーという非常にゴージャスなところで 女性限定の乳がんの集いにお呼ばれしていた。 女性パティシェが主催なので、おいしいスィーツの軽食が出て、 夜景を愛でつつ、ナースから自己検診の話と、がん体験者の私の話を聴くという趣向だった。
私の話は「乳がんなったら侮ってはいけないけど、 結構心豊かに生きる人生があるんだよ〜」という話をした。
セレブな街だけあって、なんと参加者全員、ロングヘアにスカートかワンピース姿。 ショートカットでパンツスタイルは私だけだった。 きゃ〜。(*_*;
「おっ、仲間がいるよ」と唯一の短髪女性を見つけたら その人は東京新聞の女性記者で取材に来ていた人だった。 (;一_一)
25階という星降るような場所で、がらっぱちな私の話を、 美しい巻き毛姿のお上品なお嬢様たちが神妙に聴いてくださり、ありがたいことだと思った。
「チャンスはどこにでも転がっているものじゃなかった。 人に頂くものなのだと身に染みて感じた」 と語ったのは最近、自伝を出版した小室哲哉の言葉だが、本当に自分もそう思う。
チャンスをこうしていただけて、今までで最高の乳がんの記念日を過ごせた。 昨日、お付き合いくださった和(NAGOMI)アート講座のFさん、ありがとう! 勝手に「うちのスタッフ」と呼び、それに合わせててきぱきと私のサポートをしてくださった。
浮き沈みの激しいこの東京という街で バブルが崩壊しても、がんになっても、なんとか生きてこれた。 それはずっといつも、昨日のFさんに象徴されるような人たちがささっと私をサポートしてくれたり、 今回のかけ橋役をしてくれたSさんのような人が、チャンスを分けてくれて続けてこれだ。
小室哲哉のように、大きな詐欺事件を起こして気づく、というようにならなくて本当によかった。 気づかないまま人生が終わらないで、本当によかった。
追記; ピンクリボン運動は まだまだ一つのムーブメントとしての勢いはないように思える。 ライトアップも各企業や団体がただやっているだけだ。
ピンクリボンバッチ一つをとってもデザインに整合性はないし、「一体どこで買えるの」という段階だ。 昨日は私のつけていたキラキラのピンクリボンバッチを 多くの人が「買いたい」と言っていたが台湾製なのだ。
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