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2008/10/19(日)
高校のクラス会
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先日、高校のクラス会があった。 同窓会でなく、クラス会というのがこじんまりとしていて、なんともほほえましくて出るのに少しは安心だ。
というのも、独身で生きてきた自分はそういう集まりが苦手で結構、避けて通ってきたから。 しかし、この病いになってからは、 「来年、もうこの世にいないかもしれないのだから 何でも会える人には会っておいたほうがいいかも。 何でも誘われるものには拒まず受けておいたほうがいいかも。 彼岸の河を渡るのにそれはなんかの足しになるかも」と真剣に思い、なるべく出席するようになった。
とくに高校のクラス会は幹事をしているのが名前の順でいつも自分の前だった人で、 その後もなんだか不思議とご縁が続いているので、そんな流れもあって出ている。
私「なんでお弁当食べないの?」 幹事の人「教室がホコリっぽくて食べれない…」 私「馬鹿じゃないの〜。 そんなんじゃさ、社会に出てやっていけないよ。男なんだからさっ!」 なんてわかったようなことを言っていた懐かしき日々。
自分の周りを見まわしてみると、40代に入るとクラス会とか同窓会が復活していることが多い。 「どうしてなんだろうか?」と周りに訊ねてみると 「それが人間ってもんじゃないでしょうか」という答えが返ってくることが多い。
そうか、それが人間ってものなのか。 だとしたら、私は人間ってものがあんまりわかってなかったな。 やっとこの歳になってクラス会とかのありがたみ、よさがじわじわとわかってきたような気がする。 人の心と接する仕事をしてきながら、 情けないけど私には「何にもわかってないことが多いな〜」って思う秋の宵。
とにもかくにも満月の晩にそれぞれ違う人生、運命を歩んでいる13名が時空を超えて再会した。 ほぼ全員が2次会まで流れて、ほろ酔いで手を振って別れる銀座の街角。 お互いに「よき人生を歩んで、また再会できますように」とただ心の中で祈るだけ。
そんなはかない思いやさりげない出会いをこれからも大切に出来たらいいなぁ。
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