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2006/09/10(日)
雲見と月見の日曜日
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先週は何故か毎日、忙しかった。 家でまったく夕飯が食べれない日々だった。 朝から夜まで講師の仕事いくつかとコーチングと、 プライベートでのがん相談等などなど。 そして仕上げの9/9は9のゾロメのパワー日なんで、 自分の講座の後にダッシュでhiroe☆StarGateOpen さんの 13の暦の勉強会に卒業生と共に出かけ濃い一日だった。
今日はだからノンビリ。やったことは、ちょっと散歩と 明日の個人メルマガ準備。あとは昼寝と雲見と月見の日曜日。
この間、読んだ宮沢賢治の短編集の中に 蛙が気持ちよさそうに『雲見』をする場面があったのだ。 それを思って雲を眺めてはウトウトしていた。 とにかく蛙は花見や月見はせず「雲見」をするそうな。 (*^_^*)
下記は『蛙のゴム靴』(宮沢賢治「風の又三郎」新潮文庫)より
「どうも立派な雲だね」(中略) 「うん、うすい金色だね。永遠の生命を思わせるね」 「実に僕たちの理想だね」
昨日、13の暦をちょっとだけかじって、「古代の人たちは 時間を豊かに味わっていた」と聞いたせいか、 特に蛙たちがこんなふうに喋っている、宮沢賢治創作の 場面が本当のことに思えてくる。
風呂に入り出てきたら、今度は丁度立待ち月(だっけ)が マンションの合間からするすると上っていくのが見えた。 30分もしないうちに、すり鉢の底にいるような 下町暮らしの我が家の窓から、月は見えなくなってしまった。
いつもは「高層マンションの人はいいなぁ。ずっと どんな月もいつも見えるんだよねぇ」と思っていたんだけど、 「ずっと見えないからこそ、時間の本当の意味が味わえる」 ということに、ふとさっき気づいた。
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