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2009/01/01(木)
『新年明けましておめでとうございます』
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新年明けましておめでとうございます。 皆々様、本年もよろしくお願いいたします。 2009年、今年一年が素晴らしきものでありますように...
中村崇
とか、なんとか。 新年一発目は宮城蔵王の温泉に行ってきたんで。
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「ナカちゃーん、おかえりなさい」 昼を過ぎたころ、中村家に中学時代の連れがやってきた。 「ただいまっすマサ」 と一通りの挨拶を交わすと、僕は彼のショッキンググリーン色の軽自動車に乗り込んだ。 「さて、どこに行きましょうか?」 「じゃあ蔵王なんていかがでしょうか?」 「そうしましょう!」 「新年一発目は宮城蔵王山の麓の温泉、遠刈田温泉(とおがったおんせん)にいきましょう」
走り出していた車は一路方向を変え、仙台バイパスにのった。
東北はやっぱり寒かった。 宮城は東北の中では圧倒的に温かいほうだと思っていたけれど、やっぱり寒い。 それが山の麓ともなるともっと寒い。 昨日一昨日で降り積もった雪がまだ車道の端に積もっている。 あったかい缶コーヒーを飲み車内に煙草をモクモクと焚くと、やがて僕たちは遠刈田についていた。
車を降りると厚めのジャンバーのジッパーをしっかり首元まであげても、冷たい風が染み込んでくる。 こんな冷えた体には温泉が染み込んでくる。
「…ぁぁぁいいやねぇ雪の露天…」
露天に浸かっているとまた雪が降り出した。 寒さと温かさが心地いい。 新年からなんとも風情のある景色だった。
それから海に行き、詣でに向かった。 いずれも5分とたたずに車に戻る。 寒くて寒くてしょうがない。 帰ろう。 「それじゃナカちゃん今年もよろしくお願いいたします」 「こちらこそよろしくお願いいたします」 ということで。 明けましておめでとうございます。
新春のお喜びを申し上げます。
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