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2007/05/28(月)
『過大評価』
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暑い暑い と昨日は扇風機を回した。
寒い寒い と今日はヒーターをつけた。
本日スタッフさん小屋入り、僕たちはオフ。 小劇場だと小屋入りの日は仕込み手伝いが当たり前だが、今回役者さんはお休みをいただいた。 主催者側の暖かいご配慮。 『少しでも疲れをとって下さい』
せっかくだから今日は一日中部屋で過ごすことにした。 気晴らしに映画でも、と思ったが起きたら夕方。もう動く気にはなれない。 今日はパソコンと向き合って過ごそう。
5時過ぎ。 カチャカチャと文章を打っていく。 一ページ、一ページ。 ページが変わるごとに画面は新しい一枚に。合わせて僕の頭の中も真っ白に。 ラジオから流れる曲に耳を傾ける。 これじゃなかなか進まない。
ようやく小さな流れを見つけた頃、辺りは暗くなってくる。 この頃になるとラジオも耳障りになり、消してしまう。 まだやり始めていくらも経っていないのに、この時間帯は「俺、頑張ってんな」と勘違いさせてくれるから、比較的はかどるのだ。 得意のブラインドタッチ。
やがて陽が橙色に変わってく。 それに合わせて、部屋も少しずつ暗くなっていく。 電気をつけるのも面倒だ。 僕はカチャカチャと文章をつくっていく。 得意のブラインドタッチ。
部屋は更に暗くなる。 今、手元を照らすのはわずかな陽の光とパソコンのモニターだけだ。 少し文章に行き詰まれば、すぐにパソコンは省エネモードに入り、部屋はうす暗くなる。 うすら寒い。 開けっ放した窓からは冷たい風が差し込んでくる。
とうとう陽は完璧に落ち、部屋はモニター灯りのみに照らされた。 と同時に手も止まる。
あれ?
モニター灯りだけだと文章が打てない。 過大評価していた。 僕はブラインドタッチ、出来てなかったのか。
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