マガッタ玉日記
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2007年3月
前の月 次の月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新の絵日記ダイジェスト
2009/03/20 『移動のお知らせ』
2009/01/07 『どうしようもないね、こればっかりは』
2009/01/03 「どうしたもんかね、こればっかりは」
2009/01/01 『新年明けましておめでとうございます』
2008/12/31 『2008』

直接移動: 20093 1 月  200812 11 10 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月 

2007/03/02(金) 『セノビ』
小学生だったか中学生だったか、それは定かじゃないが、僕は急に『お母さん』と呼ぶのが恥ずかしくなった。
今でも『お母さん』と口にしてみるとなんやら胸がわしゃわしゃとする。
変な自立心に憧れていた僕は『お母さん』という言葉にどこか甘えたニュアンスを感じていた。
かといって『おかん』や『おふくろ』ではキャラが合わない。『ママ』…?それも違うな。
それから僕はお母さんのことを『母』と呼ぶことにした。『母』。とてもいい。自分も母も個である気がする。

きっと最初は母も違和感があっただろう。ましてや母に『今日から母と呼びます』なんて説明しなかったし。
母の気持ちを考えると、甘たれ息子が突然『母』と呼んできたら、少しショックかも知れない。佐藤さんが加藤さんと呼ばれるくらいショックかも知れない。
でも僕は浮かれていた。
『これがうちの母です』
よく聞きはするが、本人に呼び掛ける人はあまりいない。
この界隈で『母』と呼ぶのは僕だけかも知れない。
これで一歩自立に近づいた。
背伸びして、勘違いして、浮かれていた。

それでも呼び続けると、次第に慣れてくるもんで、僕は今でもずっと母を『母』と呼んでいる。でもたまに『アサちゃん』と呼ぶときもある。
自立ってそういうことじゃなかったんだね。

毎朝親父に次男坊のブログを読んであげるうちの母。
読む母の顔も聞く親父の顔も容易に想像できる。


今日はうちの母の誕生日である。


プレゼントは用意出来なかったから、いつか東京タワーにでも案内するよ。

おめでとう!


次男坊


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.