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2007/03/16(金)
西新宿恋物語
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今日は久しぶりにあいつとデート。 会う機会は何度かあったけど、なかなかきちんと時間がつくれなかったんだ。 今日は楽しみ。
「午後6時すぎ位に新宿で」 メールが入る。
ポイントは「6時すぎ位」というところ。 人と待ち合わせをする時には、きちんと時間をいうのがあたりまえ。
逆に言えば、それ位ルーズな関係になってきた、つまり二人の距離も縮まってきた、ということだ。 むふふ。 私はメール分析は得意なのである。なかなかいいじゃないか。
そして今日は珍しく香水なんぞを身に振りかけてみた。あいつは気付いてくれるかな。
待ち合わせの場所に近づく。彼女との距離が一歩、また一歩と近づくたびに、胸の動悸が高鳴る。
今日こそ言わなきゃ。
俺は無意識に新宿の街を走り始めていた。
照れるとえくぼになるあいつ。
笑うと不格好に飛び出る出っ歯。
「坂下千里子に似てるって言われたの」なんておどけるしぐさ。
いろいろなあいつが浮かんでは消える。
不思議な気持ちだ。
いつも本人を目の前にすると、弱気になる俺だけど。
今日は言うよ。
もう、春だから。
友達と飯を食う約束をしていたが遅刻。急いで走っていた時に脳内コント。
なんか脳内で東京ラブストーリーまで聴こえた。
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