マガッタ玉日記
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最新の絵日記ダイジェスト
2009/03/20 『移動のお知らせ』
2009/01/07 『どうしようもないね、こればっかりは』
2009/01/03 「どうしたもんかね、こればっかりは」
2009/01/01 『新年明けましておめでとうございます』
2008/12/31 『2008』

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2007/03/21(水) 佐藤文四郎とみすず
僕が勝手に朋輩と思っている山主氏からの依頼を受け、没個性の須賀則光がお送りいたします。
 タイトルに持ってきましたこの二人。童門冬二先生の著作「上杉鷹山」に出てくる登場人物なんですが、この二人のワンシーンがとても印象的だったのでここに書いてみようと思います。
 
 佐藤文四郎は上杉治憲(のちの上杉鷹山)に仕える男で、みすずは治憲の妻、幸(よし)の奥女中でございます。
 治憲は16歳にして、米沢藩を継ぐことになったのですが、豊臣、徳川の時代に領地を替えられたり、削られてしまったにも関わらず、現代で言うリストラを行なわなかったために財政が逼迫し、破綻寸前に追い込まれていました。そこで治憲は、米沢藩の大改革を決意するんですが、それは当時の常識からみればとんでもないことだらけでした。さながら治憲はカルロス・ゴーンです(←嘘)。
 改革の一環として、2〜300人いた奥女中も9人に減らされることになり、その煽りでみすずは解雇になります。そのみすずを孫の様に可愛がっていた紀伊という老女中は、自腹で雇うから何とかみすずだけはクビにしないでくれとお願いしますが、治憲の改革に例外はありません。結局、みすずはクビになり、それが理由で心を痛めた紀伊はすぐ死んでしまいます。それを恨みに思ったみすずは、ある日、治憲に対して直訴という暴挙に出ます。
 みすずの恨みを静かに受け止める治憲。その場にいた佐藤文四郎は堪りません。ずっと治憲の傍に仕えている文四郎にとっては、治憲が財政を建て直すこの改革をどれだけ心を痛めつけながら行なっているかを知っています。それを知らないみすずの身勝手さ。
 文四郎はついにみすずをグウで殴り飛ばします。

 「あなたは馬鹿だ!!」

 文四郎の台詞です。この美しさ、わかりますか?こんな芝居が創ってみたいものだなと思う、今日この頃です。

2007/03/19(月) 最初はYAX!
 某劇団の看板俳優である山主氏から委託を受けて、これまた某劇団の不肖の主宰、私、原ゆうやがとりとめもなく書かせて頂きます。

 一つ思ったのは、山手線が上野を過ぎて御徒町方面へ走る時の車窓。そこからレストラン「じゅらく」が見えます。じゅらくとは、あの太閤秀吉が建てた「聚楽第」から来ていて、「聚楽」は「集楽」のこと、つまりこの世の楽しみを集めた施設ということなんですが、その、秀吉が建てた「じゅらく」が上野にある…これには因縁を感じますね。だって、上野には寛永寺があります。寛永寺は、徳川家の菩提寺で、江戸城から見て「鬼門」の方角にある、つまり江戸幕府及び徳川家を守るためにあるお寺です。

 秀吉が建てた「じゅらく」が、秀吉の豊臣家を滅ぼした徳川家を守る寛永寺のある上野にある。皮肉なものです…が、ふと視線を上げて「じゅらく」の上のほうを見てみたら、西郷隆盛の銅像が建ってました。西郷は徳川幕府を倒した新政府軍、薩長連合の第一人者。つまり、秀吉が建てた「じゅらく」が秀吉を倒した徳川家を守る上野に建っていて、その上に徳川幕府を倒した西郷隆盛の銅像が更に建っている…歴史絵巻ですねえ。

 もう一つ思ったのは、僕と同い年の松坂大輔。この「大輔」という名前は、昨年ハンカチ王子で湧いた早稲田実業の当時の一年生エース荒木大輔から来ているそうです。荒木大輔の人気はハンカチ王子に勝るとも劣らず、当時の親たちは「荒木大輔みたいに格好良くて爽やかでたくましく育て」との思いを込めて、男の子が産まれたら「ダイスケ」と名付け、僕の同い年で一番多い名前はダイスケだと聞いてます。

 その一年生エース荒木大輔の甲子園制覇の夢は決勝で散りましたが、荒木の夢を阻んだのは、何とこれ、横浜高校です。「荒木大輔のようになれ」と願って名付けられた松坂大輔は、荒木大輔の夢を阻んだ横浜高校に入って、荒木大輔の夢だった甲子園制覇を成し遂げたわけです。歴史絵巻ですねえ。

 そんなわけで、ハリウッド版『新撰組』のキャストを考えてみました。

 近藤勇…ロバート・デ・ニーロ
 土方歳三…ブラッド・ピット
 沖田総司…レオナルド・ディカプリオ
 永倉新八…ニコラス・ケイジ
 斉藤一…ヒュー・ジャックマン
 藤堂平助…マット・デイモン
 井上源三郎…トミー・リー・ジョーンズ
 伊東甲子太郎…マイケル・ダグラス
 山崎蒸…オーランド・ブルーム
 原田左之助…サモハン・キンポー
 芹沢鴨…ジョニー・デップ

2007/03/18(日) 友達の輪
今日は大学時代の先輩の引っ越しのお手伝い。

お世話になったので恩返し。
八年も住んでいた部屋にはそれなりの歴史を感じさせるものがたくさん出てきました。
週プロ五年分。

はれときどきブタLD。

漫画千冊。

すべての物を金で言うなら一千万だそうな。

でも否定はできないような名品、珍品がいっぱいありました。

んでごほうびに、川越の名湯、はつかり温泉。

そして焼肉。

今はほろ酔い気分です。

ふと思うけど大学時代の友達で、一体何人と連絡が取れるのだろうか。

友達って大事にしていかんとね。

てことで俺一人でこのブログ書いててもおもろくないので、まわしていこうかなと考えてます。

適当に振ってきますんで、指名来たら書いてちょ。

明日のブログを書くのはあなた達です!(オンバト風)

2007/03/16(金) 西新宿恋物語
今日は久しぶりにあいつとデート。
会う機会は何度かあったけど、なかなかきちんと時間がつくれなかったんだ。
今日は楽しみ。

「午後6時すぎ位に新宿で」
メールが入る。

ポイントは「6時すぎ位」というところ。
人と待ち合わせをする時には、きちんと時間をいうのがあたりまえ。

逆に言えば、それ位ルーズな関係になってきた、つまり二人の距離も縮まってきた、ということだ。
むふふ。
私はメール分析は得意なのである。なかなかいいじゃないか。

そして今日は珍しく香水なんぞを身に振りかけてみた。あいつは気付いてくれるかな。

待ち合わせの場所に近づく。彼女との距離が一歩、また一歩と近づくたびに、胸の動悸が高鳴る。

今日こそ言わなきゃ。

俺は無意識に新宿の街を走り始めていた。

照れるとえくぼになるあいつ。

笑うと不格好に飛び出る出っ歯。

「坂下千里子に似てるって言われたの」なんておどけるしぐさ。

いろいろなあいつが浮かんでは消える。

不思議な気持ちだ。

いつも本人を目の前にすると、弱気になる俺だけど。

今日は言うよ。


もう、春だから。


友達と飯を食う約束をしていたが遅刻。急いで走っていた時に脳内コント。

なんか脳内で東京ラブストーリーまで聴こえた。

2007/03/15(木) こんちわ
アロー、アロー、山主です。
崇が渡米している間、マガッタ日記を任されました。
今、崇がアメリカで頑張ってるウィークなわけじゃない?
ミーは全力でこのマガッタ日記のタスキを、
そりゃあ、もう!
全身全霊を賭けて!トゥ、ビー、コンテニュウド(継続)させようって思ってるわけ。
んで、崇の日記読み返してみたわけさ。今までのヤツ。そこで俺、思ったの、

あれ?こいつ、すげーグローバルなヤツじゃねぇか?
N.Y?
なんかすげー英語出てきてるしよ…。

だからできるだけ今までの崇テイストを残そうと思って、ちょこちょこ、英語いれてみたわけさ。

でも、うん、ダメだ。
俺だとなんか変!
無理はしないどこ。何しろ俺は今日、少女マンガ「フルーツバスケット」にハマり、全巻読みたいがため、徹夜したほど内向的な、グローバルとは真逆の男だからな。
しかも感動して泣いてるし。

アメリカの崇よ、よく聞け!

雪が溶けたら何になるか知ってるか?




春になるんだよ。

2007/03/09(金) 『天神ナイツ』
どこに隠れてたんだか、煙を吐き出す無数の屋台。

『愛をくださひぃウオゥオゥ♪愛をくださひぃ』
ギターを鳴らし裏声で歌う男。

『人生いろいろん、をんなもぅいろいろ』
変な節をつけて唄う酔っ払いのオヤジ。

『あー本当可愛かったん、もっかいいこっかなん』
体をヤンヤンと動かし同僚に話す男。

『本当大丈夫か?』
裏通りで潰れた女の介抱をする鼻下伸びきった男たち。

ピンクい店が集中してなくて、あちこちに散らばってる。
面白いな、この街。
昼と夜の差が激しい。
でも歌舞伎町とはちょっと違う雰囲気。
ギュッといろんな要素が凝縮されてるような。
目当てのラーメン屋は見つかんないけど、終電間際のこの街は面白い。

つい道端に座って風景を眺めてた。

2007/03/08(木) 『19の頃より』
初めて一人旅をしたのは19歳。の2月の終わり。あ、ちょうど今の時期だな。やりたいことも特にないし、なんとなくバイト二つ共やめたし、『旅』っていうのに出てみることにした。
行き先は、ん〜、『日本の南の方』にしよう。
お金は有限。
時間は無限。
『旅』なんだから
当てもなく行かなくちゃ。
なんて思って始めてみたけど結果は5泊6日。
大阪・京都・福岡の3都市のみ。
即、寂しさに負けて帰ってきてた。
友達もいない街での遊び方なんてわかんないよ。

それから2度目の福岡は7年後の今日。
共演者の長谷川さんと剣持さんともつ鍋に舌鼓を打つ。
なんとなくまだホテルに戻りたくなかったので、僕は帰り道の映画館でレイトショーを観た。作品選びは失敗。
そのまま一人、夜中に天神をぶらついてみる。と突然、隣で大きな鐘の音が鳴った。
黄色い看板の優良風俗案内店。

『おめでとうございまぁす!デリバリーヘルスつぶつぶ50回券大当たりぃ!さぁまだまだ他にもありますよー♪』


つぶつぶ券って何?
なんだか分からんが50回って多くないか?そのほかってのも気になるな。

やがて中洲の屋台群。
『よっ、兄ちゃん、一名さん?寄ってって!』
『兄ちゃん、あったかいの食べてってー!』
声を掛けられると僕はつい素通りしてしまう癖がある。
だから屋台群を2往復3往復。
次第に声を掛けてくる店は減っていく。
でも『やまちゃん』だけはまだ声を掛けてくる。いや本当はやまちゃんのラーメンが食べたいんだけど。
つい素通りしてしまう。
仕方ない。
僕は適当な一軒を選んで、ラーメンをすすった。
あ、うまいわ。

日も変わった。
よし、帰ろう。

でもここからが長かった。
帰り道が分からないんだから。

ぶらぶらぶらぶら。
福岡を歩く。
ぶらぶらぶらぶら。


あ、7年前より少しは行動範囲が広まってる。

2007/03/07(水) 『子供の夢』
終演後。
おずおずと楽屋に入ってくる4人。
シュン・サチカ・マキ孃・ミホ。
今日は同世代4人組が楽屋にきてくれた。

ほとんどの人がそれぞれ、仕事が一緒だった人か、旅先で出会った人か、旅先で出会った人が旅先で出会った人か。

みんな最近近しくなった仲だ。
やがて韓国好きのカズも合流。

『はじめましてぇ』

6人は梅田の小さなお好み焼き屋で鉄板をつつく。

出逢いってのはつくづく面白いもんで。
こういう出逢いは意外と毎日でも溢れているもんで。
旅行中はこういうことにすごく敏感になれる。
面白い。

改めて
今日はありがとう。
観に来てくれて本当にありがとう。
すごく嬉しかったよ!
まぁ次はどこぞのキャンプ場で温泉掘って、バーベキューでもしましょうや!

そして、
妖怪けむり・こんぺいとう・ミニボーロ・ねりあめ・きなこちゃん・人参・ガブリッチョ・カメレオンキャンディ・プチプリン・ジューC・ドロップ・紙風船・シャボン玉…etc.

袋パンパンに詰まってた駄菓子の差し入れ。
ありがとう。
まるで子供の頃に描いた夢の絵だ。

2007/03/05(月) 『感性の関西』
感性が似ている人が大阪にいる。
それはびっくりするくらいに。
まるで僕の好きな物を全部知っている人。

それはインドで出会い、一緒に死体が焼かれていく風景を眺めた人。


今日、心斎橋のインド料理屋で遊んだ。
数年前、インドの『こんにちは』から始まり、また日本各地で『こんにちは』を繰り返す。

出逢いってのは不思議なもので。


『ねぇ、日本のインド料理って本当おいしいなぁ』


中村崇、大阪入り。

2007/03/02(金) 『セノビ』
小学生だったか中学生だったか、それは定かじゃないが、僕は急に『お母さん』と呼ぶのが恥ずかしくなった。
今でも『お母さん』と口にしてみるとなんやら胸がわしゃわしゃとする。
変な自立心に憧れていた僕は『お母さん』という言葉にどこか甘えたニュアンスを感じていた。
かといって『おかん』や『おふくろ』ではキャラが合わない。『ママ』…?それも違うな。
それから僕はお母さんのことを『母』と呼ぶことにした。『母』。とてもいい。自分も母も個である気がする。

きっと最初は母も違和感があっただろう。ましてや母に『今日から母と呼びます』なんて説明しなかったし。
母の気持ちを考えると、甘たれ息子が突然『母』と呼んできたら、少しショックかも知れない。佐藤さんが加藤さんと呼ばれるくらいショックかも知れない。
でも僕は浮かれていた。
『これがうちの母です』
よく聞きはするが、本人に呼び掛ける人はあまりいない。
この界隈で『母』と呼ぶのは僕だけかも知れない。
これで一歩自立に近づいた。
背伸びして、勘違いして、浮かれていた。

それでも呼び続けると、次第に慣れてくるもんで、僕は今でもずっと母を『母』と呼んでいる。でもたまに『アサちゃん』と呼ぶときもある。
自立ってそういうことじゃなかったんだね。

毎朝親父に次男坊のブログを読んであげるうちの母。
読む母の顔も聞く親父の顔も容易に想像できる。


今日はうちの母の誕生日である。


プレゼントは用意出来なかったから、いつか東京タワーにでも案内するよ。

おめでとう!


次男坊


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