マガッタ玉日記
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2007/12/17(月) 『#6 僕からみた森山光治良』
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森山光治良
(もりやまこうじろう)
生誕 1980年12月10日
出身 神奈川県横浜市
血液 B型
所属 劇団Co:Co:a
HP http://pksp.jp/gekidan-cocoa/

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この男、もういうまでもない。
熱い男なんで。

「あ、僕はバングラディッシュ行ってたんですよ!」

最初の会話で彼はそんなことを言っていた気がする。
桜の下でワールドワイドな会話を交わす2005年4月、
桜舞う高田馬場。
稽古場隣のその木の下、その小さな公園に彼は座り、気持ち良さそうに煙草をふかしていた。
こうして僕は森山光治良を知った。

急遽出演が決まったこの舞台、僕は数日遅れで参加した。
緊張ながら稽古場にいくと、そこにはもう15人近くの役者さんたちがワキアイアイと稽古していた。
参ったな、こういうの緊張するな。

「はい、休憩でーす!」

やがての休憩に話す相手もなく、僕は煙草を吸いに隣の公園へ逃げるように出た。
と、そこに森山光治良がいた。

・・・なんだこいつ?
同い年。
僕は初対面の人にはつい壁をつくってしまう。
なめられまいといつも背を伸ばす。
でも彼にはそれがなかった。
多少の緊張は見えたが、背は伸ばさない。
なんだろう。
等身大。
何があっても等身大。
いつも自然にいる。
感情に素直なんで。
そこに嘘は生まれない。
そんな男が舞台に立ったら。
そういう男ってのは何もしなくてもそれだけで魅力が生まれるもんで。
僕のように背を伸ばしてみせずとも、この男は伸びている。
それは衝撃。
これまで色んなタイプの役者さんたちに会ってきた。
何人も会ってきた。
うまい人や下手な人、口だけの人や熱い人、
でもこの人ほど一生懸命な人にはあったことがなかった。
この人の前で「頑張った」とは言ってはいけない。
この人ほど頑張っていない気がするから。
仲間というよりライバルかもしれない。

それから数年、僕はよく彼とつるんで動いている。



「崇君と光治良君て正反対だよね。崇君が黒で光治良君が白ってイメージ、勾玉みたいだ」

こうして「マガッタ玉」の土台が出来た。
それから数年、「崇に会わせたい人がいるんだ」と光治良に紹介される人は皆、汗かく人たちばかりだった。
鈍痛。
めまい。
衝撃。
僕はどんどんやりたいことが浮かんでくる。
カンフル剤。
いまや6錠、今は6錠?
さあ、どっちだ?
でも過剰摂取にゃ気をつけて。
でも優越なく、どれも美味なんです。

とかなんとか。
無知の知とはこのことか。
とにもかくにも。
この「森山光治良」という男、
愛すべきバカヤロウ、
そんな男なんである。
皆々様、以後お見知りおきを。


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