マガッタ玉日記
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2007年12月
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最新の絵日記ダイジェスト
2009/03/20 『移動のお知らせ』
2009/01/07 『どうしようもないね、こればっかりは』
2009/01/03 「どうしたもんかね、こればっかりは」
2009/01/01 『新年明けましておめでとうございます』
2008/12/31 『2008』

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2007/12/31(月) さらば2007年
こんにちわ。
マガッタリレー日記、二番手は伊藤摩美でござります。

『冬・春夏秋・冬』への御来場、本当にありがとうござりました!!
関わって頂いたスタッフの方、助けて頂いた方、本当にありがとうござりました!!

今年の漢字は『偽』になっちまいましたが、そんなの関係ねぇ!
どんだけあつい日々を送るか…へこんだって、泣いたって、喧嘩したって、いいじゃん!
人の気持ちに鈍感になってはいけないなり!

なんて、思わず熱くなってしまいましたが、一番どげんかせんといかんのは、31才8ヵ月にして、花屋のおばちゃんに小学生に間違えられた私自身です[*(汗*]

私自身が偽装なんだと気付いた、又一歩成長した2007年暮れでした。


はてはて、2008年一発目の日記は、マガッタのハニカミ王子(偽)、大畑真彦氏がお届けいたしやす。

今年一年、大変お世話になりました!
ありがとうござりました!!

皆様、よいお年を!

2007/12/27(木) 『27 China 〜前書きにかえて』
「ええと、えええと・・・まずは!・・・・まずはなんだ?」

朝、慌ただしく起きた。
まずは・・・なんだ?
まずは・・・なんだ!?
まだなんも準備していないし、本番直後で部屋も汚れっぱなしだし、
さて、どっから開始すりゃ出発に間に合う?
よし、まずは・・・


なんだ?


僕は今夜「中国」に向かうんで。
新年はやっぱり中国で。
そんな話聞いたことないが、ともあれ今日から2008年1月10日まで、二週間の旅に行ってくる。

ということでまずは・・・
溜まった公共料金を支払おう。
よし。
あとは?
あ、そうだ。
遠くに放っておいた自転車も回収しに行って、そのついでに旅グッズを購入しよう。
そして、ええ、そして銀行だ。
銀行に行ってマガッタの清算を済ませたら、そのまま中国元に換金しに行かなけりゃ。
あとは、あとは、そうだ。
図書館に行って本を返したら、そのままガイドブックを借りてこよう。
いや、僕はいつも本をぐちゃぐちゃにしてしまうから、やっぱり本屋まで買いに行かなけりゃ。

なんとなくの算段が着くと僕はちゃちゃっと顔を洗い、
慌ただしくあちこちを走りはじめた。
四代目マルボロは今日も元気に付き合ってくれる。
なんとも忙しい一年の終わりである。
今年を象徴しているみたいだ。
2007年は年がら年中師走だった。
20代の僕のテーマである「旅と芝居の両立」。
今年ほど上手くいった年はないんじゃないかと思う。
むしろ色々詰め込みすぎたとあとで気付いてばかりだった。
海外が3回に、国内が数回に芝居が6本。
うん。
気がつけば師走な一年だった。
でもこのバランスが少しでも崩れると僕のバランスってのも途端崩れる。


と。いうことで、
一年の締めくくり、にはまだ早いけど、
ありがとう。
マガッタが曲がりなりにも動き出せました。
係わってくれたあなたと支えてくれたあなたのお陰です。
本当にありがとう。
この恩はいつまでも忘れられません。
とか言いつつ、ちゃんとお礼も伝えぬまま僕は海外へ遊びに行ってきます。
今、芝居と同じくらい胸が高鳴っています。
僕は今夜、まず関西の港を目指し、夜行バスに揺られてきます。
そして明日の昼から船に揺られて一路上海を目指します。
そのあとは、
そのあとは、
まだ何も決めていません。
僕の乗る「蘇州号」というこの船は2泊3日、たっぷりと時間をかけて上海を目指します。
その間に行きたいところを見つけようと思います。

あ、中国に着いたらもう12月30日か。
どこかよく分からない村でひっそりと新年を祝うのも良いし、
どこかで出会った旅人たちと盛大におめでとうと言い合うのも良いし。
とにかく全ては向こうに着いてから始まります。


ということで少し早くなってしまいますが、
今年一年大変お世話になりました。
今のところですが、
2008年は役者と旅の年、
2009年はマガッタの年にしたいと思っています。
何卒お付き合い宜しくお願い致します。

あ、ちなみにこのブログはマガッタの人たちが書き続けます。
ってことでみんなたまにでいいからなんか書いておいてくんちぇい!
そんで帰ってきたら性懲りもなくまた旅行記「27 China(仮)」でも書き出します。
楽しみにしててくんちぇい!


それでは!
来年がよりいい年でありますよう!

ヨーーォ!





中村 崇

↓TEAM.マガッタ玉「飛行機のハラ」より

2007/12/26(水) 『1日遅れのクリスマス、2日早めの誕生日』
「・・・・ふぉっ、なんだこりゃ!」

僕は人ゴミを気にしながら、一人呟いた。
そしてビビリ出した。
小さな心臓がバクバクと音をたて始める。

JR川崎駅を降り、改札を左に曲がるとすぐそこには「LAZONA川崎」がある。
ここはクリスマスももう過ぎたというのにまだ何色ものイルミネーションで飾られている。
普段ならうっとりと眺めてしまいそうな光景、
様々な種類の電飾が来る人のテンションを高める。

「綺麗なとこだな」

でも、僕はそこを離れた。

今日はLAZONA川崎内にある「プラザソル」という劇場に芝居をしにきたんである。
クリスマス&忘年パーティの出し物の一つとして僕たちは呼ばれた。
急な話だったので知っているのはそこまで。
まだ詳細は知らない。
とにもかくにも、まずは劇場に行って、このパーティーの主宰さんに挨拶をしなければ。
さて、行こうか。
でもマガッタメンバーが集合するのはみんな6時から7時頃。
今はまだ5時。
早く来てくれ。
みんな早く来てくれ。
僕一人じゃ緊張して主宰さんに挨拶もいけやしない。

とかなんとか、過ごしているうちに、
山主君と大畑と合流することが出来た。
僕に比べて二人とも落ち着いている。
んん、この二人、小心者じゃなかったのか。

やがて楽屋で待つこと数十分、
全員が合流し、僕は胸をホッと撫で下ろす。
準備を済ますと僕らはパーティー会場へと足を運んだ。

「それじゃあ皆さん、ここにあるお酒好きなだけ呑んでくださいねー!」

このパーティーは思っていたよりフランクなものだった。
出演の時間が来るまで、マガッタも酒を呑み、色んな人たちのパフォーマンスを観る。
あ、いかん。
ビール三杯目に手を伸ばしたところで、
このあと自分たちが舞台に立つ事を思い出す。

「ちょっと夜風にあたってきます」

アルコールに弱い岡田なんかは明らかに酔っていた。
緊張しいの山主君はなかなか酒が進まない。
もっと緊張しているのは「ソラトビヨリ」より今回特別参加してもらった相川貴君。
目が泳いでいる。
一方、森山はなにも気にせず、和太鼓のリズムに合わせて一人踊っている。

「まあ、なんか分からんけど、好きなようにワイワイやりましょ♪」

僕は酒も手伝ってか、次第に舞台という感じがしなくなっていた。
まあパーティーらしく。
それが今日唯一の演出で。


やがて僕たちは今年最後の舞台を無事終えた。

主催者の人たちやお客さんが喜んでくれたのも嬉しかったが、
何より僕たちをここに呼んでくれた友達が少し誇らしげだったのが一番嬉しかった。

「お疲れさんしたー!!」

僕が暗い楽屋に戻ると、そこには数本のろうそくとホールのケーキ、
そして僕の今日一日が隠し撮りされたテープ。

「崇、誕生日おめでとーーー!!!」

今年も残すところ後、5日。

僕は明日の夜からしばし中国へ行こうと思うよ。
どうせならみんなこっちでもストーキングしに来てくれないか。
待っとるでなあ。

2007/12/25(火) 『ありがとう、とお知らせ』
昨日か。
千秋楽を迎えたのは昨日のことなんか。
なんだかえらい前のような気がする。
昨日を思い出してみれば、もう劇画タッチなシーンが走馬灯の如く走り抜けていく。

今日か。
クリスマスは今日なのか。
なんだか他人事のような気がする。
あんな芝居をやっておいておかしな話だが、
なんだかクリスマスの実感がない。

「社会人になって3年、久しぶりにクリスマスを感じることが出来た、ありがとう(26歳女性)」

まあいいか。
なんとも幸せな気分だ。

とかなんとか。

今からでも遅くはない。
やっぱり僕も「Christmas」を感じに街に出よう。

と思いつつも、そうはいかんので。
まだやることが残っている。
うきうきと過ごすわけにも寝て過ごすわけにもいかない。
今から明日の構成を考えなければいけない。
実は明日も僕らは本番なんである。

え!?

うん。

本番なんである。

「冬・春夏秋・冬」、
最後にお送りした作品、
音楽に合わせて芝居をする(マガッタではこれをPAPダンスと呼ぶ)無声芝居、
「THE Christmas of the people,by the people,for the people!!」
が明日26日にラゾーナ川崎内の「プラザソル」という新しく出来た劇場で公演させてもらうことになったんで。

本番中、ひょんなことからこのお話を頂いた。
まあ総称するとクリスマスパーティーと忘年会を引っ付けて、
色んな劇団さんや和太鼓奏者さんや、ダンサーさんたちやお客さんとでパーティーをしようじゃないか、という感じだ。

あ、はい。

僕らは全会一致で参加させてもらうことにした。

ということで、明日ラゾーナ川崎プラザソルにて
「TEAM.マガッタ玉 一日休んだからどれもう一回公演」
をやります。

一層ライブ感溢れるPAPになるんだろうな。

JR川崎駅直結「ラゾーナ川崎」にて、
「18:30〜22:00」
で催される。
ちなみにマガッタは20:00〜20:30の間くらいに出演予定です。
チケット代、2000円。
これで色んな表現者の色んな表現が見られます。

急な話ではありますが、お時間ありましたら是非お越し下さいませ!

御予約 magattatama@hotmail.co.jp


いや、それよりもまずはこれを伝えなければ。

観に来てくれたお客様、
応援してくださった皆様、
マガッタに係わってくださった皆様、
全ての皆様に心より感謝の気持ちを込めて。

本当にありがとうございました!
「冬・春夏秋・冬」、閉幕いたします。


TEAM.マガッタ玉メンバー一同

2007/12/19(水) 『新宿サニーサイドシアターへの道』
「次はぁ、新宿〜、新宿〜」

今、「JR新宿駅東口」に着いた。

ちょっと周りを見渡せば、
ワイワイザワザワ、
街も人もみんなクリスマスモードだ。

どうしよう、寒いし今日は地下道を通ってこうか。
うん。
それも良い、それも良いけどせっかくだから今日は外を通ってクリスマス気分で劇場に向かおうか。
まずは階段を上り「ALTA前」へ、
その通りを「新宿通り」っていうそうだ。
今年もイイトモはクリスマスを祝うんかね。
そんでALTAを背にして左方向へ!
そうそう、「ミズホ銀行」や「ABCマート」があるほう!
あとはもうただまっすぐ。
イルミネーションでも横目に真っ直ぐ!
途中、「紀伊国屋書店」やら「無印良品」、「交番」やら「ISETAN」があるなあ。
どこもクリスマスモードだなあ。

ん。
ん、まだ真っ直ぐでいいんかいな?
やがて不安になってきた10分後、
右手に「世界堂」、
左手に「ミズホ銀行」、
右奥に「ドトールコーヒー」、
の交差点が見えてくる。
見えてきた?
ビンゴ!
ん?
「ダイコクドラッグ」も見える?
そう、左前方!
交差点渡って、そこの路地を入ってこう!
そしたら4軒目の地下、
そう。
ねえ、聞こえてくるでしょ?
鈴の音がすぐそこに
SANTA CLOUS IS COMING TO LOVE 

とかなんとか。
13分の小冒険お疲れ様です!
次は僕らの番。
では、「TEAM.マガッタ玉、冬・春夏秋・冬」、始めます。

***********

《地下道バージョン》
新宿駅から「C5番出口」を目指して真っ直ぐ!
そうそう頭上に看板出てるから、それに従って歩ってこう。
やがて上る地上への階段。
途端、東西南北が分からなくなった。
でも大丈夫。
そこから左後ろを見てみれば、ほらそこには「ダイコクドラッグ」。
交差点を渡り、その路地を中へ。
そこから1,2,3,4軒目!
「新宿サニーサイドシアター」、
7人の役者が届ける80分5つのオムニバス、始めます!
MERRY CHRISTMAS!!

TEAM.マガッタ玉一同

2007/12/18(火) 『#7 僕からみた中村崇』
**************

中村崇
(なかむらたかし)
生誕 1980年12月28日
出身 宮城県仙台市
血液 B型

**************

こんな7人です。
こんな7人が集まりました。


過去最高のビールを君と。
あの時が幸せ、今思えてりゃそれはもう最高で。

とかなんとか。
一つの頭じゃ、6つの頭にゃかなわない。
とにもかくにも。
この「中村崇」という男、
幸せに生きている、
そんな男なんである。
皆々様、以後お見知りおきを。

2007/12/17(月) 『#6 僕からみた森山光治良』
***********

森山光治良
(もりやまこうじろう)
生誕 1980年12月10日
出身 神奈川県横浜市
血液 B型
所属 劇団Co:Co:a
HP http://pksp.jp/gekidan-cocoa/

***********

この男、もういうまでもない。
熱い男なんで。

「あ、僕はバングラディッシュ行ってたんですよ!」

最初の会話で彼はそんなことを言っていた気がする。
桜の下でワールドワイドな会話を交わす2005年4月、
桜舞う高田馬場。
稽古場隣のその木の下、その小さな公園に彼は座り、気持ち良さそうに煙草をふかしていた。
こうして僕は森山光治良を知った。

急遽出演が決まったこの舞台、僕は数日遅れで参加した。
緊張ながら稽古場にいくと、そこにはもう15人近くの役者さんたちがワキアイアイと稽古していた。
参ったな、こういうの緊張するな。

「はい、休憩でーす!」

やがての休憩に話す相手もなく、僕は煙草を吸いに隣の公園へ逃げるように出た。
と、そこに森山光治良がいた。

・・・なんだこいつ?
同い年。
僕は初対面の人にはつい壁をつくってしまう。
なめられまいといつも背を伸ばす。
でも彼にはそれがなかった。
多少の緊張は見えたが、背は伸ばさない。
なんだろう。
等身大。
何があっても等身大。
いつも自然にいる。
感情に素直なんで。
そこに嘘は生まれない。
そんな男が舞台に立ったら。
そういう男ってのは何もしなくてもそれだけで魅力が生まれるもんで。
僕のように背を伸ばしてみせずとも、この男は伸びている。
それは衝撃。
これまで色んなタイプの役者さんたちに会ってきた。
何人も会ってきた。
うまい人や下手な人、口だけの人や熱い人、
でもこの人ほど一生懸命な人にはあったことがなかった。
この人の前で「頑張った」とは言ってはいけない。
この人ほど頑張っていない気がするから。
仲間というよりライバルかもしれない。

それから数年、僕はよく彼とつるんで動いている。



「崇君と光治良君て正反対だよね。崇君が黒で光治良君が白ってイメージ、勾玉みたいだ」

こうして「マガッタ玉」の土台が出来た。
それから数年、「崇に会わせたい人がいるんだ」と光治良に紹介される人は皆、汗かく人たちばかりだった。
鈍痛。
めまい。
衝撃。
僕はどんどんやりたいことが浮かんでくる。
カンフル剤。
いまや6錠、今は6錠?
さあ、どっちだ?
でも過剰摂取にゃ気をつけて。
でも優越なく、どれも美味なんです。

とかなんとか。
無知の知とはこのことか。
とにもかくにも。
この「森山光治良」という男、
愛すべきバカヤロウ、
そんな男なんである。
皆々様、以後お見知りおきを。


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