|
2007/11/14(水)
『うんこの日』
|
|
|
風吹きすさぶなが、 世田谷、渋谷、銀座、日本橋、金町、松戸、千葉、鎌ヶ谷、印西、 片道65キロを走り続け、ようやく目的地に着いたら、僕はうんこを踏んでいた。 ? ん? うん。 うんこを踏んでいた。 いつ以来だろううんこを踏むなんて。 小学生の頃か。 そうだ、帰りの田んぼの畦道。 陽は西に落ちていた。 多分あれが最後だ。 泣きそうになりながら、幼い僕はアスファルトに靴を擦りつけながら帰っていった。 懐かしいな。 なんて感傷に浸ってる場合じゃない。 26歳にしてうんこを踏んだ。 誰にも言えない。 僕だけの大切な思ひ出。 悪くない。
****************
今日、絵葉書が届いていた。 そこにはSAIPANと捺印されていた。 これは多分、次回共演する伊藤摩美からだろう。 手紙の最後にはこう書かれていた。 「帰国までに届かねぇとはずかしいな」 おととい、彼女と飛行機のハラを見に行っていた。 つまり彼女はもう帰国している。でもそんなの関係ない。 感謝。 でももし恥ずかしがるなら、名前を書き忘れていることで。 「YEAR♪」じゃないやー。
こんな感じで今日は何故か嬉しいことが続いた。 ○今日、友達が志望大学に合格した。 これでまた芝居漬けだね、おめでとう。 ○今日、中学からの連れが東京転勤を報告してきた。 これでまたお前と遊べるじゃないの。 ○今日、友達が拾ったデジカメをもらった。 デジカメ、本当に欲しかった、ありがとう。 ○今日、来年のスケジュールがほぼ決まった。 これで今年以上に来年は理想の生活を送れる。 過去最高の楽しいスケジュールじゃないの。 ○今日、連れたちが喜ぶだろう話を頂いた。 上手く実現すれば、これで僕の夢はまた一歩近づくじゃないの。 ○今日、大好きな人が近々東京に遊びに来るかもという報告をもらった。 これでまた分刻みに楽しくなるな。 やっぱり君がいなくちゃ。 ○今日、好きな人に台本を面白いと褒めてもらった。 単純に嬉しい。 ただ役者と反応するとこの本はもっともっと面白くなるのだよ。
とかとか。 今日はあまりにも嬉しいことが続いた。 うんこか。 これは、うんこのお陰か。 これは、うんこのお陰なのか。 「うんこを踏めば、運がつく」。 なまじ嘘じゃないのかも知れない。 先人の知恵に感謝。 これからは道端に落ちているうんこの見方が変わる。 このままじゃ僕は明日、うんこをわしづかみするかも知れない。 そして好きな人たちのもとに、握手を求めに行くかもしれない。 明日はみんな、鍵を開けて待っててくれ。 そしたら僕を温かく向かいいれてくれ。
グッドラック。
↓「伊藤摩美作.SAIPANのマガッタナマコ」 うにょううにょ動いて大変だったよ(後日談)
|
|
|
|