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2007/10/27(土)
『香川』
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8つの作品の為に美術館を造った建築家がいる。 クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル。 計8つの作品の為に地中に設計された大きな美術館。 それが「地中美術館」。
作品の為に造られたそれぞれの空間は至ってシンプルだった。 コンクリートは打ちっぱなし。 空間はほぼ真っ白。 角が分からないほどの真っ白。
そのだだっ広い空間らにぽつんと置かれた8つの絵画、球、空。 なんて幸せな作品だろう。 愛されてる。
********************* 空は切り取ることが出来るか? ハサミを入れるように切り取ることは出来るか?
ある空間で天を見上げると、空が切り取られていた。 絵みたいだ。 その絵は動く。 色を変える。 表情を変える。 否。 角度を変えれば空は広がる。
***************** 音は拡散してるのか? 消えているのか?
ある空間で球とにらめっこをしていると、途端森よりも静かな空間になった。 キンと張った音が耳の奥底で響く。 やがて童心の好奇心がもたげてきた。 「ヒュッ」 短い口笛。 音は斜め45度上、その辺りに集約されていった。 吸い込まれていった。 否。 角度を変えれば音は広がった。
今日、フェリーに揺られ香川県は直島に行ってきた。 山の名残を残した坂道を自転車で駆け上がった。 二日に渡って、島をブラブラとした。 島全体にアートが施されていた。
海沿いにはいくつものオブジェが吹きっさらしで置かれていた。
もう少しこの島にいたい。 ダメ。 明日は奈良にでも行こうと思うよ。
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