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2004/05/27(木)
カタツムリの出て来た日
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画廊めぐりの一日
1)上田風子ちゃん達のグル−プ展(渋谷 ル・デコ〜5/30) 2)菊池肇さん等51人の詩人によるヴィジュアル ポエトリ− ビエンナ−レ インターナショナル2004(高輪 ギャラリー・オキュルス〜5/29) 3)たむらしのぶ個展(高輪 啓祐堂ギャラリー〜5/31) 4)角坂流展(東京 不忍画廊〜5/29) 5)アルフォンス・イノウエ銅版画展(銀座 スパン・アート・ギャラリー〜5/29)
ほとんど知り合いなので個々の感想はぬきにして、今回は3)のたむらしのぶさんを紹介する。 彼女は2000年に公開された手塚真監督作品「実験映画」(永瀬正敏主演)に小生とともに作品が小道具として使用された、言わば「同志」である。 たむら女史はひたすらカタツムリを作り続ける造形作家である。ときにはクレイで、ときには銀で、ただただカタツムリ、カタツムリ、カタツムリ…それが廃材を駆使した装置に絶妙にからみつく。 カタツムリの「海から地上へ」感が彼女の創作意欲を刺激するらしい。そして円からずれた螺旋構造も彼女を動かす。勿論カタツムリそのものへの造詣も相当なものだ。 4年ぶりにお会いする彼女は相変わらず物静かなのに、カタツムリを語る時心無しか紅潮していた。
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