ヨルノマボロシ
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最新の絵日記ダイジェスト
2012/03/31 個展のお知らせ
2011/05/22 久々のおしらせ。
2011/02/18 お詫び
2010/06/01 エマニエルサンフラワー
2010/05/08 おしらせ

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2004/05/31(月) 若いってスバラシイ!
4月の花見で知り合った若きイラストレーターのオープニングに行く約束をしていたので行く。

同日、峰岸達センセイの初日だったので、どちらに参加するかギリギリまで迷ったが、大阪から出て来た若者の応援を優先することにした。約束だしね。

というわけで、峰岸さんの個展を早い時間に拝見する。相変わらずすごいなぁ。小生もイラストレーターとして昭和2〜30年代のレトロ意匠を志した時期もあったが、昭和34年生まれの小生にとっては、やはりそれは単なる憧憬に過ぎない。本物にはかなう訳がない。小生が絵の中で直接的なレトロを捨てたのは峰岸さんに寄る所が大きいのだ。(今は只、DNAレベルのノスタルジィに訴えることを旨としている。)
で、2次会の場所を一応伺って失礼する。

そのあと、中山尚子さんの個展へ。
ここ3年ほどの彼女は多層式の作品を発表しておられる。バックの絵の上に硝子をおき、その硝子に別の絵がシルクで刷られている。会場のライトが絶妙な陰を生み出し作品は完成する。頭の中で事前にシミュレーションする力があればこその仕事である。スバラシイ!


で、件のワカモノである。20代半ばの、無限の未来を持ったワカモノはまぶしい。ダリ的な幻想世界を描き出すテクニックはまだあまりにも未熟だ。しかしながら瑞々しい情熱に満ち満ちている。フランス料理もイタメシもいらないよ。夢を喰って生きて行かれるウチはそうするがいい。ガムシャラにやるといい。きっと良いことがある!そうそう、そのワカモノの名は「成瀬修」という。

2004/05/30(日) モノトーンはつらいよ
バックの壁を漆喰風にしたい所であるが、リトルナースがほぼ白黒モノトーンなので色がなくなってしまいそうで、ついバックに色を入れてしまう。何かマンガっぽい。悩むなァ。

2004/05/29(土) 紫外線は苦手
今日は息子の体育祭。よりによって真夏の様な太陽が照りつける一日であった。小生は朝型画家であるにも拘らず紫外線に弱い。日焼け止めを塗っては行ったのだが鼻のアタマとほお骨がまっかっか。数日するとこれがガサガサになってくるのです。ボク、朝方のドラキュラなのです。

2004/05/28(金) ぐぅぅ…
ずぅーっと頭が痛い。光化学スモッグ?老眼が進んだ?

2004/05/27(木) カタツムリの出て来た日
画廊めぐりの一日

1)上田風子ちゃん達のグル−プ展(渋谷 ル・デコ〜5/30)
2)菊池肇さん等51人の詩人によるヴィジュアル ポエトリ− ビエンナ−レ インターナショナル2004(高輪 ギャラリー・オキュルス〜5/29)
3)たむらしのぶ個展(高輪 啓祐堂ギャラリー〜5/31)
4)角坂流展(東京 不忍画廊〜5/29)
5)アルフォンス・イノウエ銅版画展(銀座 スパン・アート・ギャラリー〜5/29)

ほとんど知り合いなので個々の感想はぬきにして、今回は3)のたむらしのぶさんを紹介する。
彼女は2000年に公開された手塚真監督作品「実験映画」(永瀬正敏主演)に小生とともに作品が小道具として使用された、言わば「同志」である。
たむら女史はひたすらカタツムリを作り続ける造形作家である。ときにはクレイで、ときには銀で、ただただカタツムリ、カタツムリ、カタツムリ…それが廃材を駆使した装置に絶妙にからみつく。
カタツムリの「海から地上へ」感が彼女の創作意欲を刺激するらしい。そして円からずれた螺旋構造も彼女を動かす。勿論カタツムリそのものへの造詣も相当なものだ。
4年ぶりにお会いする彼女は相変わらず物静かなのに、カタツムリを語る時心無しか紅潮していた。

2004/05/26(水) プラトニック
新作「プラトニック」(仮)の最終スケッチが出来たので描きはじめる。異様にテンションが上がっている。明日所用で作業できないのがつらい…

2004/05/24(月) そこはかとなく
次の作品はしゃがんだポーズのリトルナース。これを右に、左にはやはり同様にしゃがんだ少年の絵を配置する。つまり2点一組の作品。こいつを本の様に蝶番でつなぐ。
しゃがんだポーズはそこはかとなくエロチック。しかし少年と少女は永遠に向き合ったまま、手をふれあうこともないのです。完全なるプラトニック。










帰りの車の中から素敵な夕日を見た!雲にかすんだ、おぼろ月ならぬ「おぼろ夕日」である。こんな夕日を見たのは初めて。しかもそいつに向かって車を飛ばしているなんてイカシてる。
「ミンナミンナ沈ンデシマエ!夜ニ飲ミ込マレテシマエ!」
BGMはG・ラヴ&スペシャルソースの「Kiss&Tell」
カメラがなかったのが残念だ。

2004/05/23(日) スカシた奴だ!
6時に起きて散歩。
アスファルトに打ち込まれた不思議な青い矢印模様を発見する。(写真中央下、1円玉大)たまたま落ちて埋まったものではない。明らかに行政の手になるものである。そこにどのような意図が隠されているのか…想像するとワクワクする。
散歩は急遽「矢印ハンティング」に変更される。

元より矢印は好きだ。第一スカシてる!かつて抽象や立体をやっていたころは作品によく御登場願ったものだ。しかしながら矢印には強い意志がでてしまうので最近は控えている。
うっかりこいつの指示通りついて行こうものなら、どこか悪い所へ連れていかれそうでドキドキする。

矢印にはストイックなダンディズムがあるのだ。奴は方向を示すのみである。表情がない。そして何より奴には流行がない。矢印は昔から矢印である。人や時代に流されない。その辺り、お月様に通ずる所がある。

僕も絵描きとして、そうありたいと思うのだ。

2004/05/22(土) ガテン系「文明の利器」
個展まで5ヶ月を切って額縁製作も危機感を増して来た。よって「文明の利器」に頼ることにする。その名は卓上切断機。以前に知り合いの画家が購入したと聞いて欲しいなぁと思っていたものである。いわゆる電動丸ノコ、セールで金9999円(税込み)也。
は、はやい!今まで30分くらいかかっていた作業が2秒で出来る。うわードンドンできるよー!!うれしー!!!

夜。妻子がちょいとだけ遅くなると言うので「菊の花」の酢の物で一杯やりながら待つ。

2004/05/21(金) ココハ何処?ワタシハ…
1)午前中一杯でK社の文庫カバー絵を仕上げ、自宅にもどってワニスをかけて、宅配便で送る。
この手の仕事は大抵F田新策さんのところへ行ってしまうのだが、どうした風の吹き回しかウチへ回って来た。じいさんの顔は多少ゆがんでいても気にならないので描きやすい。手は自分の手を参考にすれば良いし。(小生の手は昔から節くれだって、血管が浮いているのです)

2)近所(歩いて25分)でボタニカルアートの豊永ゆきさんが個展をやっているので行ってみる。(写真は近所の武蔵野公園。ここを抜けた所に目的のギャラリーがある)ボタニカルは捨てて今回からはイコン的な油彩、テンペラ、混合を発表していくそうだ。撮影禁止だったのでここには乗せられないが相当素敵な作品が展示されていた。これでルネッサンスの再現から脱することが出来れば素晴らしい作家になれると思う。

2004/05/18(火) あぶね
今朝、何時頃帰ったのか…良く覚えていないが、まだ酔っているのは間違いない。二日酔い以前の問題だ。でも車で実家へ行かなくてはならない。朝食とって、シャワーをあびて、思いっきり水呑んだら少しスッキリしたのでレッツラゴー。

2004/05/17(月) ギャラリーめぐり
久々にギャラリーめぐりをする。

北川健次・オブジェ展…以前から大好きなセンセイである。はじめてお話をさせていただく。昔から御活躍なのでもっとお年の方かと思っていたら非常にお若いのでびっくり。Y談が盛り上がって来たところで残念ながら退席する。

松本潮里・橋本礼奈・樋口佳絵展…潮里さんの少女絵は絶品である。少なからず小生に影響を与えてくれる画家である。(というか七戸がまねしてる)

建石修志・宇野亜喜良・山本じん・高松潤一郎・・・・・・ドロ−イング展(写真)…際限なく呑む。

2004/05/16(日) 梅雨?
某文庫カバー絵の下地を作るも、日がないのに雨で乾かずイラつく。ピークでイラついているところへ両親から買い物付き合えだの、昼はソバを喰いに行こうだの言われて頭痛がしてくる。でもこらえて付き合う。そばやの駐車場でバックしようと窓から顔を出そうと思って、半分しまっていたガラスに鼻頭(眼と眼の間)を強打する。んもーっ!ハラたつ!!最近、近い所が見えにくいんだよう。考え事してるし。



…と怒ってみたところでサービス・カット(光学少女アップ)をお楽しみ下さい。

2004/05/15(土) <MAL>まぼろしエアライン
朝6時に起きて、お隣の多磨霊園を小一時間歩く。今朝は天気もよく清清しい。ウグイスもこの時期になるとかなり上手に鳴く。
霊園の中のメインストリートにさしかかると、このまま思いきり走ったら、青空に向かって離陸できるんじゃないかと錯覚した。


追記)午前中、息子と二人で彼のスニーカーを買いに行く。26.5だと。もうお下がりも貰えやしない。何で最近の子はこうも足が大きいのだろうか。

2004/05/14(金) 光学少女
尊敬
慈愛
懇願
嫉妬
憐憫
嘲笑
侮蔑

少女は夜毎夜毎に
7つのスペクトルを紡ぎ出します

2004/05/13(木) 春もいいかも
早起きして、仕事前に自宅そばの浅間山という里山を歩く。ニッコウキスゲの地域亜種である「ムサシノキスゲ」が今は満開だ。

2004/05/12(水) イラストレーターだったっけ
実家に泊まっていたら仕事の原稿がFAXで入ったと言うので(実家にはパソコンどころかFAXもないのです)朝食後、車で自宅にとってかえす。ノートPCでも買わなきゃだめかなぁ。金ないよぉ…
ラフを2点描いてデザイナーにメール。久々にイラストレーターらしい一日である。めずらしく大人の顔を描く仕事。


PS.増えていた体重がまた減りはじめる。やはり運動は大切だ!

親父のワガママにお袋が相当イライラしているので、なるべく2人だけにしたくない。また明日、朝から行ってやろう。今日は一人で呑んじゃおうっと!

2004/05/11(火) 歩いた歩いた
午前中、父の散歩に付き添う。天候不良のせいでしばらくきちんと歩いておらず、足がもつれる。「思ったより良くならないなぁ」等と弱音を吐く父。親父さんよ、残念ながらこれ以上はあまり良くはならないらしいよ。リハビリの目的は筋力を落とさずにこれ以上悪化させない事、この状態に慣れる事らしいよ。

で、僕。
午後、プリンターを担いで新宿のキャノンまでエッチラオッチラ。
修理に2時間かかると言うので、その間30度の炎天下、青山ピンポイントギャラリーまで歩いて林恭三先生の個展を見に行く。途中ラフォーレ原宿の某モッズショップへ立ち寄り、BBSに時々お越しの梓さんとユデダコ状態で御対面。片道一時間。帰りは画材屋へ寄ったので、やはり徒歩1時間。
めでたくプリンターを回収して実家へ。駅から15分、プリンターを担いだまま歩く。17時着。軽く描いてシャワーを浴びて食事をして0時まで「プリズムの少女」を描く。(また顔がこじれてしまってコマッテマス)
就寝。めずらしく呑んでないのにがーがー眠る。

2004/05/10(月) プリズムの少女は…
午前中、母の送り迎えと買出し。午後、プリズムの少女を描く。
あと実作業一日位で出来るかな。明日所用で描けないのがつらい。

2004/05/09(日) マチガイナイ
3時まで酒呑んで朝帰りして、2時間寝て8:30にパッチリ目覚めて、家族と一緒に朝食食べて、昼前に息子と一緒に母の日のカーネーションの鉢植えを買って来た。午後から二人でカレーづくり。
家庭人として善いのか悪いのかさっぱりわからないが(おそらく後者でしょうが)体が丈夫な事は間違いなさそうである。

2004/05/08(土) 案の定
BBS,No.355で予告した通りの一日でした。ただ一つ違っていたのは、終電で帰れなかった事です。
実を言うと午後、疲れて眠くて、でも車で帰らねばならず、カフェインキャンディを4個いっぺんに口に入れたら、妙にさえちゃって翌日の始発まで全然ねむくならなかったのです。妙に一晩中ハイな自分が嫌でした。


今回のあーさん、完成度の高い良いライブでした。いきなり「赤色エレジー」から始まったのには意表をつかれましたが…
7月に同じユニットで青山円形劇場コンサートがあります。今回聞き逃した方はどうぞ!

2004/05/07(金) むかぁ!
美容院から出たばかりでマヌケなアタマ掻きむしってる所をMXテレビにインタビューされた。福田さんと菅さんの事だって。
急に言われてもよぉ。オレッち反射神経悪いしよぉ。日焼けで顔赤いしよぉ。わけのワカンナイ事いっちまったよーっ!
何でこんな横しまのTシャツ来た、髪のツンツンしてる、絵なんか持った特殊なオヤジを選ぶかなぁ…


って、今MXニュ−ス見たら映っていたよマヌケ面が。やめてよもう!でもMXでよかったよ。誰も見てないもんな。



追記
仕事部屋の前の小さな草むらにはハルジオンが咲き乱れ、まるでルネサンスの絵画を見ている様だ。

2004/05/06(木) リトルナースはお洒落さん
リトルナースさん、この度、腕章を新調しました。メンソレータムの「M」、イラクの平和を願っての「三日月と十字架」に続いて今回は「ウサギ」です。今はなきロニー・レインのトレードマークの足長野ウサギをシルエット化しました。

追記
そのロニーの一節
「 やさしくしてくれて、本当にありがとう。
 僕が笑っていなかったとしても、
 それは、ただ考え事をしてただけなんだ。
 つめたい光の中できみは立ちつくせるかい。
 僕にはとても無理だ。とても無理なんだ。
          (Glad and Sorry)」

ロニーは素敵だ。スモールフェイセズやフェイセズの中にあって、スティーブ・マリオットやロッド・ステュワートのようなアクの強いやつらの中にあって、彼は素敵な内省者だ。発散している人もいいけれど、やはり自己の中に潜り込んでいく人は素敵だ!内省の旅に疲れて疲れて病気になって死んじゃったのかなぁ。

2004/05/04(火) 描くしかないでショ
今日は家の仕事場で額縁製作をする(1)。この作業は実家より設備の整った元々の仕事場の方がはかどる。だいたいにおいて、実家の臨時アトリエは明るくていいのだが、母が洗濯物を干しに来たり(臨時アトリエは物干場に接している)お茶を持って来たりするので辛いのだ。絵を描く時は、ツルの恩返しじゃないが放っておいてもらいたいのだけど、一寸だけ親孝行な僕は、母をじゃけんにも出来ず結果ストレスを溜めて行く。まぁ致し方ない。

それはそうと個展まで5ヶ月、今や家の中は作品だらけである(2)。これが人のすみかでしょうか?更に7〜8点は描かないとカッコがつかないので個展直前にはどうなっているのでしょう。
まあ、このところ色々あったが、手が止まらないのは幸いである。


追記)実家の前で昨夕、ノラニャンコに匂い付けをされたので、我が家のウサは興味津々である。(3)

2004/05/03(月) 建て具屋
昨日から妻子を連れて実家に来ている。そんなのは放っておいて昨日は新作の下地を作り、本日はバックを描いた。

実家のトイレットのドアノブは旧式で、施錠すると外から開けられないタイプなので、不足の事態を考え外から開けられるタイプに交換する。

2004/05/01(土) 仕事がしたい!
1)咳が相変わらず止まらないので実家アトリエに行かれず、今日もスケッチを詰める。昨日のサイズを97%縮小して配置してみる。原寸大の額縁も描き加えてみると…いいんじゃない?更に少女を3mm上にずらしてFix。明日はマスクをしてでも実家に行かなければならない用があるので、早速明日から作業に入る事としよう。スケッチに時間をかけた時は必ずいい作品になる…ハズである。

2)五月人形を出すのを忘れていたので急いで飾る。僕が生まれた頃の物だから45年もの。


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