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2004/12/15(水)
食欲芸術、生き人形、そして大いなる謙虚者
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★三浦悦子さんの人形展。晩餐会風の長テ−ブルに集うは異形の少女達。少なからず傷をおった彼女達は、真空管を、手術用メスを、鉗子を、そして少女を「喰らう、喰らう、喰らう」
★上田風子展。ひざを紅く染めた少女達はタコを喰う。肉を喰う。寿司を喰う・・・作家本人が意図しているかは定かではないが、ひざの紅い女性はひどくエロティックである。色々な物を想像させるから。
★奇しくも食欲系アートをふたつ堪能した後、緋衣汝香優理写真集刊行記念展。彼女の人形はリアルである。非現実的な程美しい少年少女であるのにあまりにもリアルなのはそのサイズのせいもあろう。こういったリアルタイプと、ビスクを中心とした小振りな抱き人形タイプではそのアプローチからして全く違うと思う。人形を作る動機づけがまるで異なるのだ。今度は僕もリアルサイズで作りたい。
★宇野亜喜良展オープニングパーティへ。 今回の先生のお描きになる少女はいつにも増して可愛い。そしてそんな先生も。 皆が帰った後、先生が何か食べに行こうとおっしゃるので、近所のアイリッシュパブへくりだす。宇野、下谷ニ助、野村直子、豊永ゆき、そして小生と言う、こじんまりと濃ーいメンバーである。 先生方の戦中戦後の話に大笑いし、何故か小生が中尾彬のモノマネをする。なぜ小七戸が偉大なるア−ティストの前で中尾彬?
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