ヨルノマボロシ
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2003年7月
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2003/07/11(金) ヨルノマボロシとは
・・・というわけで、一時中断していたエッセイのようなものを再開致しました。題して「ヨルノマボロシ」別に夜限定なわけではないのですが雰囲気です、あくまで。今描いている某SF雑誌の
表紙の少年絵につけようと思っているタイトルです。あがたさんの歌に「それもこれも<夜のまやかし><夜の見せかけ>」といった内容のタンゴが昔あったけれど、そんな流れかな。だいたい「まぼろしカフェー」っていうのが、氏のヴァージンVS時代の名曲「サブマリン」のなかの『〜茶色イ星ノかふぇマボロシカ、ふぁんたじあガ鳴リダス頃ハ〜』っていう歌詞から持って来たものですし。(意図してパクッた訳じゃないのだが、後で気付いたら同じであった、といった方が正確)
思えば二十歳すぎの頃にヴァージンVS時代の氏の音楽を通じてイナガキタルホさんの小説世界を知り、こんな「宇宙的郷愁」を表現したいと思って25歳から自己流で絵をはじめたのですから、何かと彼らの影響下にあるのですよボクは。もっともマガリナリにも形になるまで15年かかりましたがね。

で、その少年絵です。
ご存知のようにここ半年は少女ばかり描いて来た訳ですが、慣れない事でかなり神経やられているのは自覚しています。そんな時ちょうど注文もあったもので、少女はひと休みして少年を描いています。リハビリです。久々に描いている少年はどこかナヨっとしていますな。でも清清しい。血液のph値が一気にアルカリに傾いて行くのが分かりす。
こうやってバランスをとりながらこれからも描き続けるのでしょう。若い頃タルホに疲れると夢野久作、久作にめいるとタルホを読んでいたのを思い出します。(そういえば久作に『少女地獄』という連作がありましたね。ボクはその中の『なんでもない』というナースものがだいすきであります)


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