ヨルノマボロシ

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2003/10/31(金) 淡々と 午前中息子の合唱コンクールなぞを聴いて、 昼前から少女の「手」を描く。そろそろ面相 筆がヤレてきたのでハッチングが雑になって きた。新しいのを買って来よう。面相筆のコ ンディションが良い時期っていうのはホンの １〜２日だけである。新品も使いづらいし、 ピークを過ぎれば何をかいわんやである。

2003/10/30(木) ナチュラル・ハイ 一睡もしていないのに仕事がやけにハカドル。一種のトランス状態の様だ。いつもこうならいいのにね！

2003/10/29(水) ・・・・ 恒松正敏氏の個展等を拝見したあと青山草月ホールで、あがた氏の歌と田中泯さんの舞踏のコラボレーションを観に（聴きに）行く。舞踏になれていないので、始めはとまどった。滑稽にしか感じられなかったのだ。しかし曲が進むに連れてベテラン達のオーラが会場全体を包みはじめ、終盤は拍手の嵐、嵐。 ロビーでシンガーRちゃんに「七戸さんは竹久夢二に似ている」と言われた。どういったところがでしょうかしら？見当もつきませんが。 ふと気が付けば朝。

2003/10/28(火) 優しい雨 物凄い勢いで絵を描いている。明日丸一日出掛けるので、というわけでもないが、しとしと雨が神経を優しく集中させてくれている感じである。

2003/10/27(月) 心ここにあらず ベニヤ買って来て下地を作り、下書きを原寸大に拡大してプリントアウトしていたらプリンターが壊れた！修理に１万程かかるらしい。トホホである。 でもいいんだもーん。あさっては、あがたさんと田中ミンさんのライブなんだもーん。ひさしぶりだなあ。もう心は草月ホールに飛んで行っちまった。バックを描いていても心ここにあらず、である。今日明日は禁酒するのだあ！（お前が歌う訳じゃなかろう）

2003/10/26(日) 聴イチャッタ 聴イチャッタ、聴イチャッタ ナンノ音ヲ聴イチャッタ アナタノ音ヲ聴イチャッタ 聴イチャッタ、聴イチャッタ ドンナ音ヲ聴イチャッタ 秘密ノ音ヲ聴イチャッタ

2003/10/25(土) あ、そっか 「月の効能」の汚い部分をレタッチして今度こそ完成。 裏の日付けを訂正して思い出した。今日は息子の誕生 日だった。１３歳だとさ。わかったわかったお祝いし てやるよ。 次のスケッチにとりかかる。（部分＞＞＞＞＞＞＞） 今回、箱少年の胸のウチが明らかに！？

2003/10/24(金) 月の効能 新作完成。タイトルは「月の効能」（部分） 人形をモデルに描いた作品第二段である。 初期ナースとは大分顔が変わってしまいました。 ユルサレテ！ 全体像は・・・ということで。

2003/10/23(木) イリュージョンこそが本質 両国で流行生活展とかいう明治以降のナツカ シグッズの展覧会を見る。確かに懐かしい。 懐かしいがソレダケである。懐かしがってば かりいてどーすんの。こういうの大好きだっ た時期もあるがもういいよ。モノに捕われん なよ。本質を、未来を見つめろよ。 で、お次が今回の本命である。 蔵前にある「キッチンソルト」というレスト ランで知人のイラストレーター藤井メイさん の展示があるってんでいって来た。どう考え ても男１人で入りにくそうな店に思えたので 妻を誘って行った。絵は結構でした。色鉛筆 もあれだけシャープな絵が描けるんだなあと 感心する。 いや、それにしても妻と二人であるくのは何 か照れる。ナンデダロー。

2003/10/22(水) 落合さん 吉祥寺のシャポウ・ルージュ（前バンビ）というレストランでランチを食べた。ここは学生時代時々ハンバーグを食べによった店だ。なつかしい。 で、オーダーをしたらウエイトレスに「ウエスト小金井（うちのマンション名）の方ですね。社長からワインをお出しするように申しつかりました。」と言われた。僕、ハトが豆鉄砲喰らった顔。 後で聞いたら、ここの社長は同じマンションに住む落合さんであった。うちのマンションは不思議な人がいっぱいなのである。

2003/10/21(火) インドメタシンの威力 インドメタシンが効いている間は仕事ができる。 とはいえ昨日よりはかなり良くなって来たようだ。 もう二日もあれば普通に生活出来よう。 本日は服と８ミリカメラを描いた。なかなか進ま ない。 あらためてブニュエルの「小間使いの日記」のV TRを見たが、これ（６０年代）に出てくるメイド、 セレスティーヌのドレスはちょうちん袖でもレッ グオブマトンでもなく、ノーマルなショルダーで、 カフスはWではあるがボタンはなく、付け襟はかな りブロードな丸襟。背ファスナーではなくて前ボ タンであった。 相当素敵！はやく気付けばよかった。

2003/10/20(月) オナツカシヤ 昼前に歩いて３０分程の画材屋に筆を買いに行った帰 り、アスファルトの上でオオカマキリに会った。 「おう、久しぶり！どうしてる？」と言って見たが威 嚇されただけだった。どうやら人違いの様だ。 僕が少年期を過ごしたのは神奈川県川崎市の生田とい う高台の新興住宅地だ。切りくずされかけているとは 言えまだまだ野山があった。円谷プロが割と近かった ので撮影に時々つかわれていたようなところ。随分ム シを採ったもんだ。夏休みは毎朝４時に起きてとりつ かれたようにムシトリ、ムシトリ、ムシトリ。 あの辺りのカブトは僕が全滅させたのだ、キット。 本日の作業＞電話とテーブルを描いた。体調が悪くて ここまでが限界。この電話は我が家において現役で活 躍中。 昭和２０年代のもの。

2003/10/19(日) 持病 朝の腹筋の前のストレッチが足りなかったのか、 午後一杯パソコン仕事をしていたせいか、首に 来た。９年程前に階段から落ちて首をやってし まい、それ以来爆弾をかかえた状態なのである。 一回これが出ると一週間はどんよりしてしまう。 やだやだ。やんちゃしてるバチか？ 目新しい写真ないので、お人形のアップを。

2003/10/18(土) アラジン　ブルーフレーム 自堕落の翌日。寝不足で仕事中うとうとしたら ガタガタ体がふるえ出したので今年初めてスト ーブをつけた。人形も心なしかホッとしたご様 子。

2003/10/17(金) 新旧ナース Quattro+Uno展に、今一度顔を出す。 土瓶蒸し御馳走になって、ガード下で仕上げ。ジ・ダ・ラ・ク。

2003/10/16(木) ボクは何もの？ 人形がすっかり寒そうで見ちゃいられないので、取りあえずバスタオルをぐるぐる巻にしてやる。なにやってんだオレ？。 午前中、雑誌のインタビュー記事のひな形がFAXされてきたので、気になる部分に赤を入れて送り返す。ある事ない事キザな事書いてしまいちょっと赤面。 絵はなかなか進まない。家具調度品を描くのが苦手なのだ。早くヒトを描きたいのココロだあ！

2003/10/15(水) イラストレーション 雑誌「イラストレーション」の取材をうける。この雑誌に取り上げられる度に「イラストレーター」としてはあまりにも落ちこぼれている小生としては、お尻の辺りがムズムズする。 インタビュー中、自分の絵のルーツや自分がどういうコンセプトで製作しているかと言う事を語っているウチに、自分の道筋がかなりブレて来ている事に気付く。危うく踏み外す所だった。「みねらるまたあ」「のすたるじいあ」「ふらぎりてぃ」これらを忘れてはならないのだ。

2003/10/14(火) Quatro+Uno Quatro+Uno展のオープニングパーティ。画廊縁りの腕きき 画家４人に宇野亜喜良さんをゲストとして迎える豪華なグ ループ展である。ところがこの日宇野さんが舞台監督をつ とめるパフォーマンス「ダンスエレマン」の装置がトラブ ったとかで本人欠席。まあ、「ダンスエレマン」はご本人 のライフワークであるからしてしかたないか。 二次会散会のあと、出品作家のT氏とAちゃんと三人で新宿 へ。朝３時帰宅。

2003/10/13(月) 少年剣士 本日は実に、ホントに実に久々に家族の為だけに一日を費やし た。ウチの箱少年の剣道の市民大会だったのである。いつも遊 ビ人あーちすとぶっているが、一応父親であるので、こんな日 もあったりするのである。流石にもう中学生なので「ビデオ親 父」にはならないが、はらはらし乍ら試合を見守っちゃったり するのである。結果は聞かないでほしい。 あ、でも帰って来て１５分仕事しちゃった！ダメネエ・・・

2003/10/12(日) こんなん作ってみました 今回の絵では医療戸棚を描かなくては ならないのだが、こう言ったフレーム 系のものは陰が難しくて、ワタシ風情 のイマジネーションではどうにもなら ないので、ちょこちょこっと２時間く らいで模型を作った。あ、こりゃええ わ。 本物がほしー！と思った時期もあった が、今となっては、いいや別に。物が 増えるのは苦痛だよ。

2003/10/11(土) ヨボロクボの　蒼き血管に　接吻ス すごいでしょ上の句。誰のだったかな？忘れた。「ヨボロク ボ」ってヒザの裏のヘコミのことだぜ。すさまじい句だろ？ それはいいとして・・ なんだ！昨日の日記は。酔ってワケワカンナイ事書いている。 一応反省材料として、或いは言った者の責任として消さずに おこう。ちょっと今、久々に精神がざわついているのだ、何 か知らないけど。血のPH値が完全に酸性に傾いてる。本屋で 長野まゆみ立ち読みして爆笑しちゃったよ。ありゃ敢然にア ルカリの人だからな。前なら「おお、ご同輩！」位は思った ろうけど。 で、今日は例の物好きな母が来たので作業はすすまず。時計 を描いただけである。 母が人形を見て、メイド服の作り方を僕に伝授して帰った。 わかったような、わかんないような。あの頃は皆自分等で 作ったんだって。しかも母は学生演劇からNHK放送劇団にチラ っと顔を出してた様な人なので、衣装としての知識もある様 だ。変な人だが、この人の影響は大きい。

2003/10/10(金) 可愛い娘達 次作を描きはじめる。顔の角度を若干うつむき加減に変えてみた。こういう微妙な事も人形あってのこと。それに最近は周辺の可愛い娘達のイメージが加わって、少女画も次の段階に入った気がする。美ははかないのだよ、君達。あだやおろそかにしないでおくれ！頼む！！朝に美を見らば夕べに死すとも可也！！！ムダにすることなかれ。 最近ツトに思うのだけれど、女の子は「可愛い」というのは何につけても大切だ。見た目が可愛い、内面が可愛い、声が可愛い、存在自体が可愛い、ひねくれかたが可愛い、生意気な所が可愛い、主張しちゃう所が可愛い、悩んでる所も可愛い、人生観が可愛い、鼻のしたが可愛い、まゆ毛が薄いのが可愛い、濃いのが可愛い、上唇のニキビが可愛い、不良ぶっている所が可愛い、清廉潔白さが可愛い、反省すべき過去を持つのが可愛い、膝の形が可愛い、鎖骨が可愛い、肩甲骨が可愛い、大臀筋が可愛い、上腕ニ等筋が可愛い、膝の裏側のくぼみが可愛い、キスした時の表情が可愛い、そして考えている事、主義主張が可愛い等・・・あ、男の子も同じか。

2003/10/09(木) 良い一日 10/8の日記） いろんな所（個展等）に行って最終的に酒呑んで・・・という、よくある、と言えばよくある、ないと言えばない一日であった。途中通りかかった公園に鉄棒があったので格言をひとつ呟く。 「鉄棒とは愚か者の結論である」 バチが当たりそうに楽しい一日であった。 10/9の日記） 新作の最終下絵を描いて、下地塗りをした。 楽しい一日の次の日は脱力感にさいなまれる。

2003/10/07(火) 矢吹展 矢吹申彦展である。いつもながら、矢吹である。 呑まないつもりだったのに三次会まで行ってしまった。同じ中央線仲間のシンガーるりちゃんと帰る。眠りこけていた所を起こされる。助かった。わしゃもうトシだでのオ。ゲホッゲホッ。

2003/10/06(月) Moon Light Effect お次の絵のタイトルは「月の効能」 右スケッチ（部分）は昨日の人形写真 をモデルに起こしました。 「月の効能」 月の光の効能は つとに云われている事です 疲れ肩凝り歯痛に頭痛 何より心によろしいのです 月の光はワタシを閉じ込め しっかり鍵かけ目貼りして 隠してしまうのです 見えないでしょう？ 聞こえないでしょう？ ワタシはここに居ないでしょう？

2003/10/05(日) 平穏な一日 「可愛い物体」の写真を撮ったり、出来た絵に ワニスを掛けたりした後、次の絵のスケッチを はじめる。 昨日出来た絵もそうだが「可愛い物体」がモデ ルになってくれるので、きわめて作業が楽にな ったし、様々なアングルの絵が描けそう。 元々それが人形を作ろうと思い立った理由なの であるから万事順調という事だ。

2003/10/04(土) 久々に・・・ １）久々に絵ができた。（写真上） 全体像は来年の個展迄、一応封印と する。 ２）額ができた。（写真左下）１４ 日からの青木画廊企画展におこし下 さい。 ３）人形は手付かず。赤いキャミを 縫おうと考えている。生まれて４４ 年８ヶ月、こんなに可愛い物体に出 会った事がない。ビョーキ？

2003/10/03(金) プレゼント 妻が人形用に可愛い靴下を買って来てくれた。良い！しかしこんな変態行為によくつきあってくれるよ。さすが「あーちすと」の妻だね。

2003/10/02(木) 一応・・・ これは、完成した・・・ということになるでしょうか。

2003/10/01(水) 都民の日も何もあるもんか カネカロン繊維のウィークポイントを発見した。 写真では分からないと思うが、この繊維、腰が あり過ぎるのだ。長い部分は自重で落ち着いて いるが、前髪のように短い部分はカッパ状に広 がってしまう。試しにアイロンかけてみたけど、 質感が損なわれるだけで、くせはつかない。し ょうがない、ヘアバンドでもして押さえ付ける か。それと静電気のせいかクシの通りが悪く、 すぐ絡まるので作業性が悪い。しかしまあそれ を差し引いても良い質感である。 ああダメ、他の事が手につかない。 追記、 何かデビュー当時の中森明菜みたいにな って来た。 丸坊主の時は目と目の間隔が近すぎたと思って いたが、髪がついてみるとむしろ遠いくらいだ。 髪型とか化粧ってオトロシイね。 追記の追記、 ・・・と思ったがやりように寄ってはドライヤ ーが効くようだ。今やってみた。明朝「元の木 阿弥」になっていなければ良いが。

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