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2005/11/05(土)
SIM愛のミニ劇場第1話〜愛の試練〜最終章
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「ただいまー」
「!!!」
な、な、なななななななんてこった・・・!!!! カガリが帰ってきてしまった・・・!!!!
食器洗い機はまだ修理を終えていない・・・! 気付けば床拭くのさえ忘れてた・・・!!!俺はバカだ!!!!
「え・・・!うわ!な、なんだこれ!?」 「カ、カガリ・・・!」
びしょ濡れの床を見て、カガリが驚いている。 あぁ・・もう、終わった・・・。
俺たちのハニームーン(蜜月)な生活は今日この瞬間を持って終わるんだ。
『アスランってホント役立たずのハツカネズミだな・・・ もう一緒には居られない。離婚しようアスラン、 私たち間違ったんだ・・・』
・・・・・・・・・!
イヤだ、イヤだカガリ・・・!
俺は君と別れたくない・・・!!!
「あ〜あ・・・びしょびしょだぁ」
「か、カガリ・・・俺・・・っ」
「よし!掃除するか〜」
「へ?」
掃除をすると言ったカガリはすぐに2つモップを持ち出して片方を俺に手渡す。
「おまえもちゃんと手伝えよ!二人でやればすぐ終わるだろ?」
「・・・ゆ、許してくれるのか・・・?」
「しょうがないだろ?やっちゃったもんは仕方ない!」
「・・・り、離婚は?」
「はぁ?」
「『アスランこの離婚届にすぐにサインしてくれ・・・』 『イヤだ!カガリ、俺は君と別れたくない!!』 『もうやめてくれ、アスラン!私たち、間違ったんだ・・・』 っていうのはないのか・・・?!」
「はぁ!?な、なんだそれ!?おまえ昼ドラの見すぎだろう!?」
そう言って、カガリは少し頬を膨らませたあと、笑い出した。
あぁ、なんだ、そうか・・・。
心配しなくてもカガリはこれくらいのこと許してくれるんだ。 カガリは俺が、 洗い物1つも満足にできない ハロしか作れない能無しの恋するハツカネズミ だってことくらいわかってて俺を選んでくれたのだ・・・!
「カガリ・・・俺、掃除がんばるよ・・・頑張るッ」
「バ、バカ・・・!何泣いてんだよ?」
「頑張る、頑張る、愛してるカガリ、俺、頑張る・・・!愛してるカガリ・・・!俺、頑張るッ」
「アスラン・・・(嬉しいけどわけわからん・・・)」
こうして俺とカガリは床掃除をすることによって さらに愛を深めたのだった。
アスラン・ザラ 愛の新婚日記 11月5日より抜粋。
おわり。アスランがただのアホでした。
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