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2008/09/03(水)
書の名宝展
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まだまだ残暑厳しい今日でしたが、私は江戸東京博物館へ行って来ました。
北京故宮の「書の名宝展」 王義之「蘭亭序」日本初公開! これを見るためです。
◆王義之(おうぎし)とは、
王義之は、4世紀のはじめ中国の晋という時代の名門貴族の出身で、若くして将軍や地方の長官を歴任しています。 7歳の頃から書を学び、書が大変上手でした。 現代の私達が書いている漢字書体の発展に大きく貢献し、の珍人々に大きな影響を与えました。今では、「書聖」と呼ばれています。つまり、私達の文字の祖です。
◆今回出品された「蘭亭序」(らんていじょ)とは、
王義之の「蘭亭序」を愛した唐の皇帝・太宗(たいそう)は、当時の一流の書人にたくさんの「蘭亭序」の複製(臨書)を作らせました。その中で、最も出来の良い作品の一つが今回展示される「八柱第三本」(はっちゅうだいさんぼん)です。現存している「蘭亭序」の中でも保存状態がよく、鮮やかな墨色で、文字がくっきりと見えます。北京故宮博物院でも通常は公開されていない貴重な作品ですが、北京故宮博物院の協力により、日本で初めて公開される事になりました。
◆「蘭亭序」はなぜ有名なのか
王義之の時代から約300年後、中国の唐の時代の皇帝・太宗は、王義之の作品が大好きで各地から集めました。中でも「蘭亭序」をこよなく愛し、「昭陵」(しょうりょう)という自分の墓にまで持って行ってしまいました。よって、王義之が自ら書いた「蘭亭序」は存在しません。皇帝がそれ程までに愛した作品として世界的に有名なのです。
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