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2005/07/02(土)
すれちがった手はどこへ行くのだろう
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ボク・・・こんなにグロい話苦手だったんだ
他人の口から出る言葉という名の記号が耳に入ってくるだけで 脳の中にリアルな画像として流れ込んでくる その画像は動きを得て動画となり その動画は音声を得て映像となる その映像はボクの脳を侵食し 思考を停止させる
耳を塞いでも 映像は頭の中に流れ続ける
やがて音声は『彼等』の心の声となり 無念の叫びをボクに投げかける 映像の中の『彼等』の眼が ボクに向けられる
助けてくれ、と
『彼等』の無念さや苦痛を考えると ボクの心臓が締め付けられる ボクが『彼等』になってしまったかのように 涙が止まらない 思考は停止しているのに 止まらない
いつからボクはこんなに苦手になってしまったんだろう 前は映像になっても こんなことにはならなかった こういう絵も描いていた
・・・いつから
たぶん
11ヶ月と3週間前から
大切な奴が あんな姿になったのを見てから
人間が必ず通る道を 目の当たりにしてから
あと一週間
去年の今頃 君はギルティのネタ大会で優勝していたね
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