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2018/10/17(水)
大事なメンテナンス
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比較的穏やかな一日で終えるのかとおもいきや、夕方6時を過ぎた頃にオシッコに異常を感じて来院をしたネコちゃんが、膀胱結石による尿道閉鎖を起こしてしまっていたため、麻酔沈静をいれての処置が行われました。この処置に関してはたくさんご紹介をしておりますが、また簡単に。超音波スケーラーという機材を使用して、尿道の詰まりを砕き、その後は尿道カテーテルを介して溜まっている尿を抜いたり、生理食塩水で膀胱内を数回洗ったりという処置を繰り返します。血液検査も同時に実施していますが、ポイントは腎臓へのダメージです。幸いこの子については、腎臓の数値はまだ正常値でしたので、ひとまず1泊2日の入院とその後は毎日の通院という方向となりました。
予定されていた手術は、ワンちゃんの乳腺腫瘍摘出手術とネコちゃんの去勢手術1件でした。日記でも手術に関することを載せることが多いので、この日記をご覧になっていらっしゃる方の中には、腫瘍の手術って多いなぁと感じていらっしゃる方もおられると思います。まさにその通りで、不妊手術に次いで、今は腫瘍摘出手術が非常に多い時代となっています。その中でも乳腺腫瘍が多くほぼ毎月、多い時には週に数件というスパンとなる時もあります。早い段階で見つけてあげるには、とにかく触れてあげるということが非常に大切です。もちろん腫瘍はどの場所にもできますので、性別関係なく身体の隅々をスキンシップをしながら異常がないかを診ていきましょう!
写真は、上は去勢手術を昼に終えたネコちゃんが夕方にお迎えに来た飼い主さんと帰宅の途につくところです。スタッフが入院ケージからバスケットへ移して飼い主さんの元へお返しします。下は、上記でお伝えをした膀胱結石のネコちゃんの処置で使用した機材のメンテナンスをして片付けを行っているところです。この機材は水を噴出しながら使うものなのですが、毎回の使用後は滅菌水で内部洗浄を行ったり、全体をアルコール綿で拭いたり、潤滑油をさしたりと使用後のメンテナンスにとっても時間が必要なものですが、しっかりとした手入れは大事なことなので頑張っております(`・ω・´)ゞ午後7時20分(対馬)
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