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2017/09/24(日)
奥深い、、、、
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秋分の日を過ぎて、日に日に太陽が出ている時間が短くなってきますね。ここから冬至までは暗くなる時間が早くなってきますので、車の運転もより気を付けないといけないなと思っています。皆さんも通院時などご移動の際にはお気を付けくださいね。
休診明けの今日、朝イチは混雑はしていなかったのですが、後半になるにつれて徐々に混み合ってきた日曜日でした。 通院治療の子たちが大半ではありましたが、その中には、いつもと違う様子があって心配な感じの子もおり、普段の治療を行う前に血液検査を行ってみて、今の状態を確認した子もおりました。 また、皮膚の診察の子も多くおりました。近年は、アレルギー性が疑わしい皮膚病の子が大半を占めているのではないかと感じます。いかに良い状態をキープしながら病気と付き合っていくかという事がテーマとなりますので、飼い主さんとも相談しながら、どういう治療を組み合わせていくかを決めていくこともあります。主には、内服治療、薬用シャンプー、食事療法があります。
また、皮膚病にはノミやダニなどの外部寄生虫と呼ばれるものが原因の場合もありますし、そのダニにも種類があって、かなり厄介者のダニもいます。一般にダニというと皆さんが思い浮かべるものは、体に食いついたりする「目に見えるダニ」だと思いますが、実は「目に見えないダニ」というものもいるんです:;(∩´`∩);:皮膚にトンネルを掘ってそこに住むヤツで、顕微鏡レベルでの検出となります。疥癬(かいせん)とアカラス(別名ニキビダニ)が主な種で、どの子にも当てはまらないのですが、特徴的な症状もありますので、診察の中で怪しいようであれば検査を実施したり、場合によっては試験的な治療を行ったりしています。疥癬は別の子から感染するにダニ、アカラスは自身の免疫力の問題で発症するダニですし、治療内容も異なってきます。 場合によっては、アレルギー+外部寄生虫の混合のケースすらありますので、こういうことからひとくちに皮膚病といっても、本当に奥深いです。
写真は、上は今日の診察の中で検出されたアカラスです。なんとも奇妙な形をしていますね。下は、入院中のワンちゃんのケア中です。午後12時10分(対馬)
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