|
2017/06/10(土)
6月の予防
|
|
|
6月からフィラリアの予防を行う方は今日から開始となります。まだ予防を始められていない方は遅くとも6月15日までには始めるようにしましょう。5月から予防を始められている方は最後の飲み終わりが11月20日となりますが、6月から予防を開始される方は11月の飲み終わりが11月10日で終了となります。お薬の性質上10月の中旬(目安は体育の日)以降も残暑でまだ暑い場合は11月10日の飲み終わりでは心配なところがあります。特に当院にいらっしゃってくださっている患者さん方は色々な地域からいらっしゃってくださっている為、蚊の発生状況がだいぶ違ってきます。その為、6月から予防を開始される方は10月の体育の日のあたりの気温や周りの環境に気を付けて頂いて場合によっては12月も予防薬を内服して頂くようお願いいたします。私たちスタッフも何度もこういったお話をさせて頂くのは、お腹の寄生虫とは違い、1度心臓にフィラリアが感染してしまったらもうそのワンちゃんからフィラリアを取り出す事が出来なくなってしまうからです。今はほとんどの方が予防を行っている為、フィラリアの検査を行い、陰性の結果で出ることは多くなっておりますが、それでも陽性の結果が出てしまうワンちゃんもおります。大変かとは思いますが、大切な家族のためにこれからも頑張っていきましょう。
病院は朝、診察開始前の時点ですでに8枚ほどのカルテが並んでおり、今日は混雑するのかなと思っていたものの、その後は常に患者さんが数名いらっしゃる程度で、思っていたほど混雑することはありませんでした。しかし、受付ではお薬のご注文の電話やそのお薬の準備などで若干慌ただしいように感じました。
診察では前脚が痛いみたいだという事でレントゲン撮影を行ったワンちゃんや腎不全で皮下点滴治療にいらっしゃったネコちゃん、吐いて下痢をしているというワンちゃんや痒がっているというワンちゃんも来院されました。 他にも今日からフィラリアの予防を開始しなくちゃという事で去年残っていた予防薬を飲ませてきたというワンちゃんも来院されました。去年の分が残っているという事は去年飲んでいない時期があったということになります。その為、本来であれば、お薬を飲む前に検査を行い、陰性であることを確認した上で予防を開始します。万が一フィラリアに感染した状態で予防薬を飲むと、副作用で具合が悪くなってしまうことがあります。去年の分が余ってしまった場合は、内服前に検査を行ってから予防を開始しましょう。
写真は入院中のネコちゃんが点滴を気にし始めたので、点滴を取ってしまわないように上からカバーを巻いているスタッフです。 もう一枚は粉薬を作っている様子。カルテを見て錠剤のお薬を乳鉢で潰しているところです。pm6:19(畠山)
|
|
|
|