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2017/02/23(木) 膀胱結石
今日もまだまだ寒い一日でしたね〜〜!!ただ来週になると、3月がやってきます。我が家には雛人形がすでに飾られていました(^−^)早く暖かくなってくれると良いですね〜

さて、今日は午前に診察に来ていたネコちゃんで、急きょお昼に膀胱結石の手術を行った子がいました。はじめは、3日前から食欲がなくて、便も尿も出ていないとのことで来院されていて、院長がお腹を触って確認すると、尿が溜まっていましたので全身麻酔をかけて、すぐに膀胱結石の処置が行われました。
大体の猫ちゃんであれば、カテーテルを入れてすぐのところに石が詰まっているケースがほとんどで、スケーラーを使って石を砕き、その後何度か膀胱内を洗う流れの処置全体で2〜30分ほど掛かるものになります。ただ、この子の場合、最初の結石を砕いてカテーテルを奥に進めても、またすぐに結石に当たってしまい、また膀胱の中にカテーテルが入っているのにも関わらず、先にも進まず、外からカテーテルを通して入れる生理食塩水もスムーズに入らない状態でした。
いつもとは明らかに違う状態から、まずはレントゲンを撮って確認すると、膀胱内・尿道内にはゴロゴロと結石が写っていて、このままの処置では、らちが明かないことから、お昼にお腹を開けての手術となりました。ワンちゃんの膀胱結石の手術はたまにありますが、猫ちゃんの結石の手術は珍しく、膀胱内を開けるとおそらくシュウ酸カルシウムと思われる中々厄介な石が、たくさんありました。手術自体、尿道内にある石が中々動かず、長丁場となりましたが、なんとかその石も取ることができ、無事に手術は終わりました。

今後は、腎臓の数値も振り切る程高かったので、カテーテルを入れたままで尿を出しながら、点滴も入れっぱなしで最低でも2、3日は入院となります。
やはり、冬に多く発症しやすい病気ですが、ネコちゃんから何らかのサインは出ているはずです。(トイレによく行く、行っても中々でない、など)そのサインに気付いてあげられるのは、一緒に暮らしている飼い主様の方々だけです!!何かありましたら、すぐに病院にご相談もしくはご来院ください!

今日の写真は、上記の子の手術時の様子と、膀胱・尿道内からとれた結石です。膀胱はパンパンに腫れていて、炎症を起こしていて、尿は真っ赤な血尿でした。みなさんも気を付けて見てあげて下さい!午後7時(佐藤)


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