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2017/11/08(水)
飼い主さんと一緒のお布団
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テレビCMでチラチラと年賀状のCMを見るようになってきました。そろそろだなぁ、今年こそは余裕を持って年賀状を書けたらなぁとなんとなくCMを見るたびに思ってはおります(笑)この調子では今年も遅くなってしまいそうですね・・・(◎_◎;)
病院は特別混雑する事はなく、比較的順調に診察は続いておりました。
診察では排便処置にいらっしゃったネコちゃんや3週間ほど外へ行ってしまい、他のお家で保護されたのを引き取りに行ってきたというネコちゃんもおりました。保護された方が歩き方がおかしいと言っていたと、飼い主さんが受診されました。万が一交通事故などだった場合、腎臓などに影響が出ている可能性もあるため、検査は血液検査とレントゲン撮影を行いました。幸い血液検査では異常は見つからなかったものの、レントゲン撮影で骨盤骨折をしていることが分かりました。通常は手術のお話しになるのですが、残念ながら時間が経ち過ぎてしまっているため、手術は不可能と判断し、見送ることとなりました。しかし、これから骨が擦れて変に太くなってしまうと、うまく排便が出来なくなってしまう為、出来るだけ安静でいて頂く事と、便を柔らかくする食事でうまく排便ができるようにしてあげることとなりました。 他にも耳の診察にいらっしゃったワンちゃんも来院されました。耳の処置を行い、耳垢の検査を行ってみると、マラセチアというカビ感染を起こしていることが分かりました。これは耳が蒸れることでなりやすいとされています。飼い主さんにお話をお伺いすると、飼い主さんと一緒のお布団で寝ていらっしゃるそうです。原因はそれにあるようでした。ワンちゃんがひとりで布団の中に入っている分では問題はありませんが、人と一緒の場合、人が汗をかく事により布団の中が蒸れて、耳も蒸れるというのが原因となります。これから寒くなってくると、特に小型犬やネコちゃんは耳の診察にいらっしゃることが多くなります。どうしてもお布団に入って来てしまうのでしょうがないとは思いますが、出来るだけ入れないように気を付けましょう。
手術は男の子ネコちゃんの去勢手術とネコちゃんの腹腔内腫瘍の摘出手術が行われました。最初はレントゲンの段階で脾腫が考えられていたのですが、いざお腹を開けてみると、胃と脾臓の間に癌が見つかり、胃と脾臓の両方を摘出する事となりました。去勢のネコちゃんは予定通り本日退院し、腫瘍摘出のネコちゃんは数日入院となります。
写真は腫瘍摘出のネコちゃんの血管確保を行っているところと、手術中の様子です。大きな手術だった為、手術中は飼い主さんにも待合室でお待ち頂いておりました。pm7:07(畠山)
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