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2016/07/15(金) 正しい治療で再発防止!
海の日ももう間もなくですが、日本各地梅雨明けの気配はまだないですね。

診察の中で、昨日子宮蓄膿症の診断が出ていたワンちゃんが治療のために来院をされました。この病気の場合、大体が外科的な治療の方向が多いのですが、この子の場合、超肥満であることに加え、心不全の持病を持っています。どちらか片方だけでも全身麻酔自体のリスクが大きくなるので、この両方を抱えての手術より、内科的な治療でやり過ごせれば、、、という方向でした。しかしながら、今日の状態を伺ったりしていく中で、今の本人の状態と、思い切って手術を、という思いもある飼い主さんのご意向もあり、このままお預かり〜昼から手術という運びとなりました。麻酔管理も細心の注意を払いながら手術はすすみ、パンパンに大きくなっている子宮が摘出されました。院内での待機をお願いしていた飼い主さんにもワンちゃんの状況として、実際その子宮も確認していただきました。手術も頑張って耐えてくれ、術後はICUにて酸素吸入を行いながら経過を見ているところです。
大切な家族には病気にはもちろんなってほしくないですし、健康に過ごしてほしいというのが全ての飼い主さんの願いですね。健康の第一歩として、まずはベスト体重のコントロールが大切です。肥満になってしまうと、様々な病気の元にもなりますし、また万が一、、病気になってしまった際に、肥満が治療や手術に影響を与えてしまったりします。オヤツの食べ過ぎなどなど日ごろから気を付けてあげて下さいね!

診察終了間際に来院をしたネコちゃんが、おしっこが尿道で詰まって出せなくなってしまった状態で来院をされました。原因として、膀胱内で結石が出来その結晶が尿道に詰まってしまうことです。この子は、数年前におしっこの調子が悪くなった時があり、その時の尿検査で膀胱結石の結晶成分が検出されていていました。その後も、詰まるまではいかずとも、数回同様の症状で治療をされた経緯がありました。ここでも何回かおはなしをしているのでご存じの方も多いと思いますが、膀胱結石の治療には病院でご紹介している専用フードでの治療の継続が重要です。フードでのコントロールがうまくできないと、何回でも再発を繰り返してしまうリスクを背負うことになり、この子は今回4回目の再発で、完全に詰まってしまうという状況となってしまい、腎臓にもダメージを受けてしまいました。数日の入院治療をしながら経過をみていきます。

写真は、上が入院中のネコちゃんの血液検査のための採血を行っているところと、下は、上記でお話をした膀胱結石の処置を行っている様子です。午後8時(対馬)


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