|
2016/03/28(月)
吐き気と脱水の関係
|
|
|
すっかり春めいていて気持ちの良い青空が広がるこの数日!桜の木をみると、こころなしかすこーし膨らんできている様子です。あと一か月もしないうちにお花見ができる時期になると思うとわくわくします。
毎週月曜日は午前中の診察が休診となっておりますので、この時間はスタッフのみが継続のお薬・お食事を買いにいらっしゃった飼い主さんの対応や、電話応対などもおこなっています。今日頂いたお問い合わせのお電話では、今日の診察時間のことに合わせてワンちゃんが昨夜から吐いて下痢を起こし続けてしまっているので受診をされたいとのお話でした。お水は飲んでいるとのお話でしたが、ここで気を付けたいのは吐き気があることです。吐いていて脱水してしまったら大変(>_<)というお気持ちからお水を飲ませてあげているという方が多いと思います、、、が、水を飲んで吐くという悪循環となってしまい、余計脱水が進んでしまう事が予想されますので、お気持ちは分かりますが、ここは口からは何も与えずに受診していただいた方が良いです。吐き気があるうちは、水分も皮下点滴を行う事できちんと補っていく事ができますので、お水やお食事は吐き気の様子を見ながら徐々に与えていきます。ですので、お電話口で、受診までお水を与えるのを控えていただくお話と、便の様子を見せて頂きたいのと検便用に、もし便があれば合わせて持って来て頂ければとお話をさせていただきました。 午後からの診察には、そのお電話のワンちゃんも来院をし、持って来て頂いた便を用いて検便を行い、内科的な異常がないか血液検査も行いました。検便では異常はありませんでしたが、血液検査では腎機能と肝機能、白血球に異常値がみつかりました。治療は抗生剤や肝臓の注射に合わせて、上記でふれた皮下点滴も行っていきました。
写真は、上が診察中の一コマです。上記でお話をした吐いて下痢を起こしてしまっている子の検査の結果が出て、診察室では飼い主さんに院長が説明をしていて、スタッフはその子の治療の指示を院長から受けて皮下点滴を準備しています。下は、椎間板ヘルニアの治療で使用したレーザー照射器を片付けているところです。この機械なかなかの重さがあるんですよ。午後7時20分(対馬)
|
|
|
|