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2016/02/18(木)
異物注意!
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気温が少しあがり、降ってくるものもみぞれ状だった時間が多かったように思います。明日明後日も引き続き気温が高い状態なようなのでまた雪解けしそうですね。
今日は吐いているという事で来院をしたネコちゃんが相次ぎました。一頭は発情が始まってから吐き始めたようなというお話でした。発情も少なからず体調に変化が起こる子も少数ありますが、吐くという事はあまり聞かない話ということ、2回だけの嘔吐だったこともあり様子を見て頂くこととなりました。帰り際には今後ももし吐くのが続くようであれば血液検査やレントゲンの検査、また異物の可能性の出てきますねというお話をさせていただき帰宅されていかれたのですが、、、それからしばらくして、他のご家族の方がゴム製スリッパをかじっていた姿を目撃していたということと、また吐いてしまい血液混じりだったというご連絡を頂いたので再度来院をして頂き、レントゲン撮影と注射治療・皮下点滴を行っていきました。 また、昨日クモを食べてしまったかもという事でそれから吐き気がある子の来院もあり、念の為に血液検査を行い内科的な問題が出ていないか確認をしていきました。少し脱水気味だったこと以外の問題はなく、こちらの子も皮下点滴を行いました。
ネコちゃんの異物でよくあるものは、ひも状異物です。ネコちゃんを遊ばせるおもちゃとしてひもを与えてしまうことで、口にくわえたりじゃれているうちにだんだん飲み込んでしまうケースがあります。こうして胃から腸に移動してしまったひもは、アコーディオン上になっている腸の動きの邪魔をしてしまい食欲がなくなったり吐いてくるなど症状を引き起こし、場合によっては腸切除など手術で摘出をしなければなりません。過去には裁縫針を飲み込んだ例もあり、これは針についていた糸を同じように飲み込んでしまった結果でした。 どんな異物にしても、リスク、危険性がありますので身の回りなどを気を付けると同時に、じゃれるものかじるもののクセをよく把握しておくことも危険回避につながると思います。
写真は、上はお薬を準備している様子です。下は検査機関に出した尿検査の結果を飼い主さんにお渡しする用としてコピーを取ろうとしているところです。午後7時20分(対馬)
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