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2016/12/02(金)
荒れ模様
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昨夜から大荒れの天気となっておりますね。せっかく季節ハタハタの漁も本番という時に船も出せないほどの荒れ模様ということをニュースでも伝えていますね、、当院にいらっしゃる飼い主さんにも携わっていらっしゃる方も多いので、他人事とは思えないニュースです。
こういった天候のせいか、午前午後ともに来院される方もそれほど多くなく穏やかな時間の一日となりました。診察の中に、数日前から前脚の歩き方に違和感があり、肩のあたりを怪我していることを発見して来院をしたネコちゃんがおりました。診察では、その部分の毛を刈ってみたところ二つの穴が開いており、噛まれた際の牙の跡ということがはっきり確認されました。その部分の消毒を行い、ご自宅では内服と塗り薬で経過を看て頂く事となりました。ケンカ傷は、表面の傷こそ小さくてすぐに塞がってしまうのですが、ここから数日の時間差で中の部分が化膿してきて膿が出てくるという風に、ケンカして数日後に発見されるケースが多いです。
昼から予定されていた今日の手術は、ネコちゃんの去勢手術でした。お預かりの際には、体重測定はもちろん、ご予約時にお願いをしていた今朝の絶食絶水をきちんとされているかどうか最終確認をしたり、今朝の状態などを簡単にお伺いをしながらお預かりをしていきます。また、当院では不妊手術のご予約時に、猫エイズ・猫白血病の血液検査のご案内も合わせて行っており、希望される方のみで手術当日に検査を行っております。ご存知の方も多くなってきているこの病気ですが、免疫力の低下があるもので、主な感染ルートは猫エイズがケンカ、猫白血病は唾液からとなっています。発症をしていない段階では見た目だけでの判断は難しく、知らず知らずのうちに感染してたということも起こりえます。万一感染があると手術の傷の経過に影響を及ぼす可能性もあることもお伝えし、これまでの生活環境やケンカの有無など総合的に飼い主さんにご判断いただいております。今日の手術の子は、念のためにこちらの検査を受けておられました。
写真は、おとといに縫い針を飲み込み胃切開にて摘出をしたネコちゃんに、お食事を出してみたところです。手術直後から昨日までは絶食絶水、今朝から少しお水、夜から流動食という風に段階を踏みながら経過を看ていきます。下は、去勢手術を受けて夕方に退院をしたネコちゃんが入っていたケージ内を消毒して拭きとっている様子です。午後7時(対馬)
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