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2016/11/02(水)
年賀状CM
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今年も残すとこあと2ヶ月かぁと思っているとテレビではもう年賀状のCMが流れていますね。今年こそは余裕をもって書きあげたいなと毎年思いつつもいつもギリギリ(-_-;)
病院は祝日前にも関わらず、特別混雑することはありませんでした。しかし、あまり体調の優れない子が多く来院されました。
診察では下痢をしているというワンちゃんが来院されました。しかし、診てみると実際はお尻からというよりは外陰部から膿が出ていることが分かりました。病名は「子宮蓄膿症」という子宮に膿が溜まる病気です。早速血液検査と腹部と胸部のレントゲン撮影を行いました。胸部のレントゲンも撮影したのは聴診にて心肥大が疑われた為です。血液検査の結果では幸い白血球などの数値は高くなっているものの、腎臓などの数値はまだ上がっていないようでした。そして、レントゲンでは子宮に膿が溜まっている様子はありませんでした。これは実際に膿が外陰部から出ているため、子宮に膿がレントゲンに写るほど溜まっていないという事と考えられます。また、心肥大であることも分かりました。幸い食欲もまだあり、腎臓の数値も高くなく、子宮に膿が溜まっていない為、注射治療と内服で少し様子を看ていく事となりました。 子宮蓄膿症の手術は昨日も行われ、現在入院中です。環境が変わったせいなのか、食欲がないせいなのかは定かではありませんが、あらかじめ飼い主さんがもってきてくれた食事は残念ながら食べてくれませんでした。しかし、夕方に飼い主さんが面会にいらっしゃった際に尻尾を振って喜んでいる姿が見受けられ、その姿だけでも見ることが出来て、みんな胸をなでおろしておりました。後は、食欲の回復です。早く元気・食欲が回復してくれるといいなと思います。 この子宮蓄膿症という病気は避妊手術で予防することが出来る病気です。まだ手術を行っていない方はぜひ検討してみて下さい。
お昼に行われた手術は男の子のワンちゃんの鼠径ヘルニアと会陰ヘルニアと去勢手術が行われました。術後はICUで経過を看たのち、午後には一般の入院室へと移動となりました。
写真はネコちゃんが混合ワクチンの接種にいらっしゃった時の様子とお昼に行われた手術中の様子です。会陰ヘルニアの手術は先生が椅子に座って行われます。pm7:00(畠山)
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